2009年1月20日火曜日

偶然の交流

先日ニューイヤーコンサートの為に新幹線で名古屋方面へ向かった時のこと。
東京駅で車両に乗り込もうとしたら、
楽器を持った外人達が出入り口付近の席にいるのが目に入る。
とりあえず車両に乗り込むと、楽器を背負った私を目ざとく見つけ、
さっそく声をかけてきた。

外人達「ヴァイオリンかい?」「どこいくの?」(英語・・・)
私「そう、え~と名古屋・・・」(実際には名古屋ではなくその近くだけど)
外「なになに、なに弾くの~?」
私「何って・・・小品をたくさん。」(ヨハン・シュトラウスなど)
外「・・・・?小品かぁ?」
私「あーだから、ニューイヤーコンサート」
外「おお!僕達もだよ!!」
(!!、ニューイヤーコンサートで外人と言えばもう・・・!)
私「どこから来たの?」
外「ウイーンさ」
(ほらねー。)
私「じゃぁドイツ語ね?」(ここからドイツ語)
外「まぁそうだね、もちろん色んな国の人がいるけどさ、ドイツ語だよ」

・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・

とりあえず私は自分の座席につき(彼らと2、3列しか離れてない・・・)
次の駅から乗ってくる友人を待つ。←正団員で同じくドイツ時代の仲間
向こうで彼ら、「あはは!いや~ドイツ語話してるよ・・・!笑」←私の事
笑 って・・・何かおかしいですかな?

友人が乗ってきてから、再び彼らとのやり取りが始まる。
めんどくさいので(?)こちらから先に、「私たちフライブルクで勉強してたの」
外「おお!フライブルク!!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・

私たちに一番コミュニケーションをとってくるおっちゃんが、
またわざわざ私たちの座席のところへやってきて、
「フライブルク音大なら、H○○・R○○○○・・・知ってるか?」
「うん、知ってるよ!」
「彼女は我々と一緒に弾いたりしてるんだよ~」
「へ~!」
「我々のサイトがあるから是非見てよ!今からアドレス書いて渡すから!」
言いにきてから、慌てて書くものを探しに戻るおっちゃん・・・
少しして、名詞の裏にサイトのアドレスを書いて持ってきてくれ、
「良かったら是非Emailも書いて送ってね!」
へいよ~・・・!

いや~それにしても、実に元気な人たちだった・・・。
そう、あちらの方々は本当に体力があってパワフルなんです。
電車の中でもそう寝たりしません。
用も無いのにずっと立っていたり(?)、楽しくお喋りしたり本を読んだり・・・


彼らはその日大阪で、私たちは名古屋の近くでお互いニューイヤーコンサート、
「楽しもうね~!」といって我々は先に新幹線を降りました。

その晩家に帰宅した私は、その話を母にしたら、コンサートガイドを持ってきて、
その団体が載っているか調べたところ・・・・・・ これだ~~発見!!!
しかも・・・その名詞くれたお喋りなおっちゃんは、指揮/Vnの人だった~!
(=おっちゃんの名前だけカタカナで載っていた!爆)
母と大爆笑し、とりあえず彼らのサイトを訪問したら、
ほんとだ・・・間違いなく彼(彼ら)だ。。


いや~~とにかく面白い出会いでした・・

その時友人と思いついたこと。
「彼らと一緒にウインナーワルツ弾きたいねぇ。」
ウインナーワルツって本当に独特。特に日本人4拍子の私たちにはもう…ぎゃ~
だから、いくらイメージしたり真似してみるより何より一緒に弾いてみるのが1番!

何だか、都会の雑踏に揉まれてゆったりした呼吸もできずに音楽している日々の中、こんなことがあると一瞬向こうにいるような、そうでないような・・・
時間や場所を一瞬でも忘れたひと時だったような。
こんなユーモアある出来事をユーモアとして楽しめる自分にとりあえずホッ・・・

彼らは演奏会盛り上がったかな?いや、間違いなく盛り上がっただろう!
そう、彼らは音楽を楽しむことを忘れていない、いやそれがまず第一なのだ。
音楽をすること以外の事にこだわり過ぎると音楽が制限されてしまう。
社会にいると制限されることが多いけど、
決して楽しむ事を忘れてはいけないのだ。
そしてそれは音楽に限ったことでなく、人生そのものを・・・!

4 件のコメント:

  1. ほっほ~何と気さくなおっさん。
    音楽家の新年は洋を問わないね。
    ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを「ラジオで」聴いたけどワルツが粋で臨場感溢れてたなぁ。私も一度あの波に揺られてみたいです…笑。
    噂のH.RはもうすぐBerlinに行ってしまうんだよ。

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  2. mizz@FRさん
    ほっほっほ~!おmizzさん!お元気ですか?
    いや~ウインナーワルツは本当に独特な生きいき感だよね。彼らも実に生きいきなノリでしたよ。
    H.R.はそうかこれからか、もう移動したと思ってた・・・!チュミもクスもマグダももうすぐ定年だし・・・このままだとあそこのGeigeのProfessor陣の行く末はどうなるんだろう・・・?
    とか考えながら色々思い出して懐かしいですわ♪

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  3. ほっほっほっほ~!元気どす。
    そう、Professor陣近々総入れ替えです。Fachの行く末も気になります…どうです?Dozentinでカムバックなんてのは…?!笑

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  4. ほっほっほっほっほ~・・・(続く)!元気そうでなにより嬉し!!
    Fachの行く末か~・・・ほんとどうなるのかな??そういえばチェロのHもクスやマグダと同じ年だから、弦の教授陣ホントに総入れ替えになるねぇ。Dozentinでカムバックか~なるほど!いや、おmizzさんいっその事Professor C4狙うのはいかが?!笑

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