2010年2月17日水曜日

今年は生誕200年 by ・・・

 
 なんだか毎年偉大な作曲家達の節目の年でありますが、今年はショパンとシューマンの生誕200年だそうですねぇ!
 お2人とも同じ年にお生まれだったとは~!あ、あとマーラー生誕150年だそうです♪

 ショパンは弦楽器には殆ど縁が無いのですが、シューマンは演奏する上で馴染み深いです。

 高校時代に何人かの先輩方が演奏するシューマンのソナタの1番を、なぜか何度も耳にする機会があり、その度にこの曲に強く惹かれていました。そして大学2年の前期試験の課題にその曲が含まれていることを知っていたので、当時から「その時の試験ではあの曲を演奏するんだ!」と既に自分の中で当然のように決めていました。
 そして実際その時期が来て、やはり当然のようにその曲に取り組み、その時期の本番やコンクール、リサイタルやマスタークラスなどあらゆる場でこの曲を弾き続けていきました。

 ・・・こうして書いてみても、ホント、よほど好きだったんでしょうねぇ。笑

 シューマンは、精神病に苦しんでいた事も有名ですが、それもこれも、本当~に優しくて幸せで、夢を見ることのできるピュアな人だったんだろうなぁと思います。
 そして彼のその精神の繊細さが音楽にも反映されていて、その瞬間・瞬間の気持ちの移り変わりのめまぐるしさが、このソナタ1番には強く現れている気がします。

 なので、「あの曲はいまいちよく分からん・・・」という仲間もいるのですが、私は彼という人をものすごく身近に感じられる、彼と自分を繋いでくれる糸のように、この作品に身を委ねるのがやっぱり好きです。


 昨年にもこのソナタを久しぶりに演奏する機会がありましたが、今年も4月に、そして秋ごろには2番のソナタに初挑戦する機会に恵まれそうですっ!

 愛すべきシューマン!

 今年は改めて彼への敬愛とともに、彼のあたたかさ、優しさ、夢の世界に浸れると思うと、単純に、幸せだな~って思っています♪
 

 うーんしかし、シューマンというと欠かせないのが、妻・クララ、そしてブラームス・・・ですよね~。でもこれを始めるとキリがないので(笑)、また別の機会に!
 
 

2 件のコメント:

  1. わかります!愛すべきシューマン!
    私も彼の作品を聴いたり、演奏すると彼の純粋さや情熱や豊か過ぎる感受性にシンクロする感じがして、「好きだなー!」と思います。

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  2. 「豊か過ぎる」感受性・・・、正にそうだね。。
    いつも彼の作品を演奏しているわけじゃないのに、弾き始めた途端に彼の心にまるで憑依してしまうようだよ、あるいは憑依されるのか・・・。そしてその分エネルギーも使うんだなー。

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