2010年8月5日木曜日

"エトワール・ガラ 2010"


 さて、今度は少し遡ります。

 先月29日に、プロコフィエフの合わせの後、オーチャードホールで行われた『エトワール・ガラ2010』公演を観に行ってきました。
 パリ・オペラ座バレエ団の最高位バレリーナに与えられる称号エトワール(=星)。そのエトワールたちが中心になって行われるこの公演は今回が第3回目だそうです。
 ちなみにこれを知ったのは、『徹子の部屋』にエトワールのマチュー・ガニオさんが出演していたのを観たのがキッカケ。いや~ホント、メディアの影響力って大きいですわ。。

 フィギュアスケートを見ていても感じることではあるけど、音楽と動き=音楽の解釈、それを身体でどう表現するか・・・その想像力。今回、日頃ちょっと使い切れていなかった脳のある部分をびんびん刺激された感じでした。彼らはとにかくこちらの想像力を超越していました。

 動きひとつひとつは音楽のフレーズそのもの。

 有名なカルメンやアルルの女、人魚姫などの他、スカルラッティのパ・ドゥ・トゥは最もクラシックでシンプルでその美しさに息をのみ、またバイオリンの生演奏で自作の振り付けでソロで踊られた作品では、曲をよく知っていただけに、その動きと表現=解釈にはこちらのインスピレーションを目覚めさせられました。ホント驚嘆です。

 後半の三銃士ではまさに『ガラ』、豪華スター競演のステージを楽しませてもらえ、深いインスピレーションの刺激から、男性も女性も最高にかっこいいバレリーナたちにキャァキャァし、また観客を喜ばせる公演の工夫にも勉強になり、いろんな面で刺激的でとにかく贅沢な時間でした。
 いや~ちょっとフンパツした甲斐があった、かなりあった!


 さらにサプライズだったのは、さっきも少し触れたけど、バイオリンの生演奏。チケットを買った当初の説明では、「公演の音楽は全て録音を使用いたします。」というものだったのだけど、突然、バロック界の大御所、寺神戸亮さんがステージに登場し、ビーバーのパッサカリアを弾きはじめたこと・・・!!!

 直前のプロコの合わせで、その友人(彼女はバロックバイオリン奏者としても活躍中!)とバロック談義をしていて、ビーバーのパッサカリアも話題にあがっていたところだったから、タイムリーすぎてビックリした・・・!

 なんか、より得しちゃった気分で、もう大満足。


 とにかく・・・バレエ、美しすぎます!!!

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