2013年3月31日日曜日

アンリ・マティスの目

 「この世の生きとし生けるもの。命あふれるものたちに恋をして。

 悲しみは描かない。苦しみも、恐れも。重苦しい人間関係も、きなくさい戦争も、ただれた社会も。そんなものは、何ひとつだって。
 
 ただ、生きる喜びだけを描き続けたい。」


※ 『うつくしい墓~アンリ・マティス』 著:原田マハ より
 
 

2013年3月30日土曜日

予期せぬことが起きたら?

 最近は、更なる新境地開拓へ向けて色々なアイディアを試行錯誤したり動いたりしているのですが、この一ヶ月くらいは特に人生初の試みに向けて思いを巡らせてもがいています。
それが何かは現時点でココではお話できないのですが・・・(笑)

でも、イメージしてそれに向けて動いていれば道は開ける!
と勝手に思い込んでいます。

ポジティブ万歳!


そこで!!!

もしもそれを覆すような思いがけない事が起きて、その指標が全く別の方向に強制変更されたとしたら???

それが自分が全く求めていないものだったら??

ものすごくキライなものだったら??

ポジティブに進んでいながら、いきなり何を言うんだ、と思われるかもしれませんが・・・
でも、そういうこと、あり得ますよね。

しかも私の場合、もともと慎重な性格でもあるので(幼い頃には親から「石橋を叩き過ぎて壊す」と言われました・・・汗。今ではずいぶん軽くなったとは思いますが~笑)、そんな事があれば動揺もするし、悩みます。

でも大丈夫。ポジティブな話です。

イメージしたことに向かって一生懸命進んだ先に現れた道なのであれば、それはきっと一つのチャンスというもの!

『ピンチはチャンス』

よく耳にする言葉ですねぇ。まさにそんな感じ。

もし全能の神様がいるといたら、自分のような拙い想像力なんて遥かに超えているはず。そしてそんな神様が与えてくれたものなら、少なくとも、無駄ではないでしょう。
それどころか、あたらしい価値観に目覚め、キライだったものが好きになり、知らなかった世界が開けるでしょう。なんという素晴らしいプレゼント!
そう、全ては気持ちや捉え方、向かい方次第。


タイムリーにも、こんな言葉を目にしました。

『目標を定めてキャリアを積み重ねても「予期せぬ出来事」によって方向変換しなければならなくなる時がある。そんな時でも、その偶然を前向きにとらえ、積極的な行動で前に進めば「偶然を必然として」とらえることができる。(ジョン・D・クランボルツ「計画的偶発性理論」より)』


はい。まさに同感です。


今、私がイメージして進んでいる先はどうなるでしょうか???

楽しみですねぇ♪ワクワク


さぁ!

いよいよ一ヵ月後に迫った、わたなべ音楽堂での演奏会の準備にも、いよいよ本腰を入れていきますよ~~♪

ご興味のある方、是非足をお運びくださいね!
 
 

2013年3月26日火曜日

パスポート区切り。

 
 昨日2013年3月25日をもって、パスポートの期限が切れました。

 これを見ているとこの10年の自分史(?)が詰まっているな~なんて感慨深くなります。

 まず目に留まるものは、ドイツ留学中の学生ビザや職探しビザと、2回に渡る中国の労働ビザ(オーケストラ・ツアー)。

 その他、思い出深いものとしては、ポーランドのワルシャワの空港。入国してからロビーには警備にあたっている兵士がみんな長い銃を携えていたこと。緊張が走りました。

 トルコのイスタンブールも初めてのイスラム圏として強烈な体験として今でも自分に大きな影響を与えてくれています。

 一番多い、フランクフルト出入国の記録。フライブルクからも近く、成田への直行便が多く就航しており非常に利便性が高かったフランクフルト空港ですが、ヴァイオリンの持ち出し込みで大きな事件が続いている今では、利用する側の意識もすっかり変わってしまいました。

 その他いろいろ、見れば見ただけの記憶が蘇ります。

 ドイツに居たころに、近隣諸国に身軽に足を運べた経験は私の人生でも大きな財産となっています。海に囲まれた極東の国日本にいると、ちょっと電車で足を伸ばしてお隣の国の空気すってこよ~。という気軽さがないのが歯がゆいところでもありますが、これからもっともっと自分の知らないところの文化に触れたり体験できる機会がたくさん持てたらいいなあと思っています。

 次のパスポートには、これからどのような新しい軌跡が刻まれていくのか・・・。

 未来は希望ですね!
 
 
 

2013年3月23日土曜日

おもうこと。

 最近おもうこと。

 こんなチッポケな自分でも、もっともっと他人のために世の中のために役に立ちたいなぁ。
 音楽家としても、そして一人の人間としても。

 音楽を仕事にできることは世界中でも本当に幸せなことだと思うし、またたとえ私から演奏することがなくなっても、一人間として私を必要としてくれるところで自分にできることをしていきたいなぁと思う。

 社会の中で芸術の力を必要としている人たち(しかもそれが一見芸術と無関係に思える世界だったり)に、音楽家としてできる方法を探っていきたいし、日々の生活でも自分以外の誰かが笑顔でいてくれるように、小さなことからひとつひとつを温かみをもって大切にしていきたいな。


 最近のブームの言葉。

 『考えるな、感じろ! ~ Don't think, feel!

 ブルース・リーの有名なセリフで、感じながら行動に移していくことを教えています。


 これは、ドイツ留学中に室内楽のリハーサルで、音楽を演奏する事において友達が教えてくれたのだけど、今はこの言葉が生き方全般において、再び脳裏に響いてきた。

 その瞬間しゅんかんで、自分の第六感や潜在意識を大切にして、感じながら行動していく。
 思考から決断・行動すると、とても理性的で理論的でありながら、実は本当に必要とされていること、本当に大切なことを自ら手放すことに繋がることにも気が付いてきたから。


 自分にできること。
 と言うよりシンプルに、人として生きること。

 それは、ただ感じてそれに従うこと。

 そうして、私という小さな存在でも、誰か、何かの為に生きられる幸せを、もっと見出していきたいと思うんだな~。
 
 
 今日もみなさんに笑顔がありますように(^ ^)
 
 

2013年3月18日月曜日

備忘録

  
自分勝手に生きるのではなく

その行動が誰かを喜ばせるように

誰かに喜んでもらえるように



友人から、彼女の尊敬する佐藤剛史先生の言葉を聞きました。
とても響いたので、忘れないように書いておこう。
 

2013年3月17日日曜日

今ごろ?SKF2011中国公演リポート②

さて、上海に入りました。

空港からバスで移動。
帰宅ラッシュでさっそく渋滞。
上海に来た~!という興奮が高まる!

この中国人のバスガイドのお兄さんが面白すぎました!
写真では伝えられないのが残念!笑



ホテルに着いたのが割りと遅い時間だったので、
すぐに夕食へ繰り出しました。
ホテルのすぐ側に、上海の銀座。

さあ何にありつけるかな??

で、結局また小龍包~(笑)
しかも時間が遅かったので、焼き小龍包になってもーた。
でも味はおいしかったよ!


さて次の日から会場でリハーサル。
オペラ用のステージで、弦楽オーケストラの準備も。
指揮者なしでチャイコフスキーの弦楽セレナーデ!

ちなみにここの会場は、数年前にも公演を行ったところ。
私は熱で弾かせてもらえなかったので、今回やっとリベンジ叶いました!



突然ですが、
わたくし、このたびトロンボーン奏者に転向しました!

ウソです。もちろん。

今回初めてこのオーケストラで一緒になった、
フライブルクで共に学んだトロンボニストの友人と
共演記念の一枚♪

サマになってるとお褒めの言葉いただきましたよ♪へっへっへ

(もうひとりの方から楽器をお借りしました(笑)ありがとう!)




ホテルの部屋からの眺め。
夜景に思いふけってみたりして。



お部屋。
ここのホテルはとてもキレイで快適で、思わず写真撮影!

しかも!
バスルームがガラス張りです~~~♪

キャー☆

あ、念のため、一人部屋ですから。笑




あれ・・・写真、もう終了です。



 こうして見ると、あまりの怒涛のスケジュールで、上海ではもう写真をとっている余裕もあまりなかったことが分かりました。 。苦笑

でも朝食も豊富なメニューでしっかり食べられたし、公演も無事に終了。

 小澤征爾総監督不在の海外ツアーとなってしまいましたが、皆が自分のコンディション調整に努めながら、演奏に全精力を込め、各地を楽しむことも忘れず、凝縮された時間を過ごすことができ、とても貴重な経験をさせていただきました。

 また、興味深かったのは、同じ北京と上海、数年前に訪れた時との変化が感じられた事です。滞在した地域が違った事もその理由の一つかもしれませんが。

 まだまだ自分の知らない国や文化、未知数にあります。そしてそれらに触れることができることが、どれだけ幸せなことでしょうか?

 経済発展が目覚しく、今や日本にとっても世界にとっても市場の中心として欠くことのできない中国。その国での文化交流とも言える今回の演奏旅行。経済の発展ばかりに目を向けるのではなく、こうして世界中の文化の交流がもっともっと広がって発展していくこと、そしてそれが経済の発展にも繋がっていく、という図式がどれほど大切なことなのかも実感しました。

 場所を選ばない、ただそこで自分にできることをしていく。音楽に国境はないのだから、自分にできることにも国境はないのです。
 
 もっと言えば、音楽に限らず、一人ひとりがそれぞれ自分にできる分野や方法で、お互いを認め合い交流していく粘り強さの大切さ。そしてそのパワーの偉大さを、今回僅かながら肌で感じることができたこと。
素晴らしい仲間と音楽ができて幸せだった。
それはもちろんのこと・・・、
 
音楽以前に自分が一人の人間としてできること。

そんな事を考えた、あらためて奥の深い体験、と言えるのでした。
 
 
 

最後!

今回の写真撮影に活躍してくれたMyカメラと♪
 松本市滞在中に、大枚叩いて『ご購入~』!

北京のホテルの部屋にて。
 
 

今ごろ?SKF2011中国公演リポート①

 餃子ネタを書いていたら、突然気が付きました。。2年前のサイトウ・キネン・オーケストラの中国公演のリポートをしていないまま通過していたことを。。

 松本でのリポートもしていないのですが(汗)、やはりせっかくの貴重な海外公演だったので、記録しておこうと思います。
 しかも松本で買ったOLYMPUSのカメラで撮った写真で♪


 2011年8月30日~9月9日、北京&上海ツアー。

 私にとっては2度目の中国演奏旅行となります。
 初めて行った数年前(小澤征爾音楽塾)では、もれなく体調を崩し、北京と上海の両・大病院で点滴を受け(しかも小澤征爾総監督と一緒に受診!)、私は本番には出られないまま帰国・・・という苦い経験を活かし(?)今度こそ万全の体制で!!気合いを持って乗り込みました(笑)

 すでに一ヶ月に渡る松本滞在でメンバーの疲労は蓄積され、小沢征爾総監督も体調不良で中国公演は断念されましたが、このツアーの成功へ向けて、みんなで力を合わせました。


 今回の私にとってのポイントは、北京で、ドイツ留学時代の親しい友人(中国人)との再会です。

 一人は、私と同じ時に同じ師匠のクラスに入り、しかも同じ年齢で、共通の中国人の友人を持ち、いつも一緒にコンクールを受け、お互いに助け合い切磋琢磨しあってきた、戦友であり良き理解者。彼は今北京に帰国し、北京のオーケストラで第2コンサートマスターを務めているのです。嬉しかったです!!

 もう一人はその彼の親友で、同じくヴァイオリニスト。彼女はフライブルクにあるオーケストラに入団して活躍していて、今回は夏休みでなんと北京に一時帰国中!

 さらに、同じくフライブルクで同時期に学び、今はカールスルーエのオーケストラで活躍しているコントラバスの彼。彼も夏休みの一時帰国で、ちょうど北京に寄っているところでした!

 みんな本当にステキで素晴らしい人間性の方々です。私にとってもかけがえの無い友人たちです。

 今回のサイトウ・キネン・オーケストラ内で数年ぶりに会ったフライブルク留学時代の仲間が、なんと偶然3人もいたので、北京で日中のフライブルガーが集まれたことは奇跡のようだったし、フライブルガーらしい温かい心の繋がりが、世界のどこにいてもこうして生きている、ヨーロッパ文化のクラシックを志すアジア人がアジアの異国でも一つになれたことは、本当に感激の思い出になりました。


 さて、あとは主に写真で追っていきましょう!

 もしかしたら殆ど食べ物の写真になるかも・・・笑




空港からホテルへ向かうバスの中から。
窓の外が真っ白!!
これ、写真のせいではなくて実際の色と同じですよ!
今話題の午後2時50分・・・じゃなくてピーエムにぃてんご??



今回の演奏会場。
新しくできた『国家大劇院』
 まるで東京ドーム??
なんと、この中にオペラ劇場、大ホールや中ホール?、
それに映画館などが入っているという、巨大施設!!
中に入ってからも迷子になりそうでした(笑)

それにしてもやっぱり空気が白い~~~~~!


オペラのステージのセットの準備中。クレーン車??気をつけて!


狭くて暗い。それがオーケストラ・ピット内の宿命(笑) 


 ステージでのリハーサル。ほら立派な劇場でしょ?



 さ、お仕事の後は腹ごしらえ!

早速、もちろん北京ダックでしょ~!!



なんだかよく分からないまま、
たっくさんお料理が運ばれてきました。。笑


その向かいのお店が、いつも地元の人たちらしきお客さんでいっぱい。
おいしいに違いない!と乗り込みましたよ。


野菜に飢えていたので、お惣菜と、やっぱり小籠包♪
おいしかった!
食堂って感じもいいよねぇ~


 賑わってるところ散策~♪
 『撒尿牛丸』って食べ物・・・?? 叫


いろいろ売ってるよ。

『愛情温度汁』って・・・ (計じゃなくて汁)

そして自分の愛情をさっそく試すお姉さま♪



お馴染み、天安門。
この故宮の中は、前回の北京訪問のときに見学しました。
『ラスト・エンペラー』ですね!



さて!!これです!!

中国人の友人たちとの感動の再会をホテルで済ませ、
彼らの車でレストランへGO!!


我ながら、嬉しそうな表情してますねぇ
ほんとに幸せな気持ち!

総勢6人でいろんな話に花が咲きながら、おいしい中華を個室でもてなしてくれて、本当に夢のような時間でした。
また、彼らの車で地元地域を移動したりして、なんとなく日常的な雰囲気を感じることができたのも貴重な時間だったな。


北京での宿泊ホテル。
中国では5つ星らしいです。。。
多くは語らず、、、です。

そのホテルの一階にあるレストランで食べた、
これは、肉うどん??だったかな??
なぜだか、おいしくなかった・・・残念・・・
見た目は悪くないんですが(笑)



あとはオマケ。




中心地のスーパーでドイツのビール大量に発見!!
しかも日本よりずっと安いし・・・!!
日本じゃこんなに買えないよ~
うらやましい!!


ドイツでよく食べてた子供用(笑)チョコレート。
カルシウムが豊富なのよ♪

日本よりドイツのものがすぐに手に入るのね。
北京の中心地のスーパーだからよね、きっと。


仙川でよくお世話になっていた『麻布茶房』発見。
そこで注文した、鶏飯のうな重。
味は、不味くもなく美味しくもなく。



てか、ほとんど食べてる写真ばっかり・・・・

ちゃんと仕事しましたからねぇぇぇ!!



次は上海に続きます!
 
 


2013年3月16日土曜日

ぎょうざ。

 

 突然ですが、最近ギョーザ作りにはまっています。

 留学中はよく作っていたのですが、日本ではおいしい餃子が手軽に食べられるのでメッキリ作らなくなっていました。でもやっぱり手作りはおいしさが違う!

 しかしですね、いくらはまっているとはいえ、皮までは作っていません。。皮も自家製だと同じギョーザという食べ物と思えないほどおいしいものになりますねぇ。
 その忘れられない思い出があるんですよ。

 ギョーザを作る → 皮も作るとおいしい → 思い出すこと

 ドイツ留学時代に、語学学校の学生の中国人に餃子パーティに招待してもらったことがありました。
 

 男女数名の彼らは手分けして皮を手際よく作り、餡を包む作業は私もお手伝いしつつ彼らの手際の良さ、包む速さにも圧倒!そして大きな鍋で沸かしたお湯で豪快にゆであげる男性陣。そのまま白い服と帽子かぶせたら、完全に中華料理の厨房の料理人でした!笑

 いや~~~、おいしかった~~~!!!

 しかも、中国式・食べきれないほどたくさんのおもてなし。水餃子、ツルツルとどんどんお腹に入っていって、それでも食べ飽きないほどおいしかった!!




 ・・・という、すべて手作りのギョーザのおいしさを思い知った経験です(笑)

 ギョーザというと懐かしくなる思い出。

 だから次は必ず皮から手作りしよう!

 
 と思いつつ毎回市販の皮なのですが・・・笑
 いや、必ず作ります。そしてここに載せますからね~!
 
 

2013年3月10日日曜日

終了しました ~ ブラームス全曲リサイタル♪

2012年12月15日(土) 

16:30開場 17:00開演 3,500円(全自由席)
カワイ表参道サロン『パウゼ』 詳細


"竹原奈津&草冬香デュオ・リサイタル"

~ブラームスのピアノとヴァイオリンの為のソナタ全曲演奏会~

ヨハネス・ブラームス:
ピアノとヴァイオリンの為のソナタ

* 第1番 ト長調 『雨の歌』Op.78
* 第2番 イ長調 Op.100
* 第3番 ニ短調 Op.108

竹原 奈津,Vn
草 冬香,Pf



 もう年をまたいでしまいました。。
カワイ表参道サロン『パウゼ』でのHPで、写真つきでリポートを載せてくださっていますので、こちらも併せてご覧ください!
『竹原奈津&草冬香/ブラームス:ヴァイオリンソナタ全曲リサイタル』

実は・・・、10月半ばに左足小指を扉にひっかけてヒビが入ってしまうという、音楽家にとって一年で最もハイシーズン"芸術の秋"には痛すぎる失態!

 普段はあまりない旅公演も重なり九州から北海道まで飛び回っていました。都内の電車移動はおろか、歩くだけでも死にそうに辛かったのに、今から振り返っても一体どうやって乗り切ったのだろう?と不思議になるくらいです。
ただでさえ忙しい時期な上に足の怪我で疲労はピーク。

 その頂点にこのブラームス全曲リサイタルという、よくもまぁ怖いもの知らずで挑んだと思います。さすがに自分を褒めてあげたい・・・(笑)

しかし、今回ちゃんとした共演は初めての草冬香ちゃんとは、同じフライブルクで過ごした仲間という以上になにか第六感のような部分でも共鳴し合うような、リハーサルをしていても不思議な感覚に陥ることもしばしば・・・なんというか、本当に"音楽"に没頭することができた数少ない貴重な共演者でした。

もう学生時代のように、日々練習するだけが仕事、とはいかない日々ですが、その分、まだまだ青いとは言え、重ねてきた人生経験などが大きく作用する年齢にもなってきました。今回はそれを実感するステージだった気がします。

 とても辛く忍耐の要する準備期間でしたが、そんな事は吹っ飛んだ充実感を得ることができたことに感謝です。

そしてその機会を与えてくれた共演者の草冬香ちゃん、公演を支えてくれた会場の甘利さん始めスタッフのみなさん、年末の忙しい時期に足を運んでくださったお客さま一人ひとりのお陰です。

中には、お仕事がありながら、最後の曲、第3番の3楽章から!駆けつけて聴いてくださった方もいらっしゃり、どんなに嬉しく励まされたことでしょうか。

いつもみなさまに支えられて自分が存在することに心から感謝をして、これからも日々を大切に過ごしていきたいと思っています。