2009年1月5日月曜日

歌舞伎座デビュー?

生まれて初めて歌舞伎を観てきました。



『歌舞伎座さよなら公演』 ~演目
  *祝初春式三番叟(いわうはるしきさんばそう)
  *俊寛(しゅんかん)
  *十六夜清心(いざよいせいしん)
  *鷺娘(さぎむすめ)

お正月に歌舞伎!華やかでした~!
歌舞伎座の趣きに胸が高鳴り、
初めて目にする歌舞伎には心が打たれました。
「笑いあり涙あり」とは言うけど、歌舞伎でココまで涙が溢れるとは!
あ、もちろん笑いも!ユーモアに気持ちがやわらぎ。
歌舞伎について何の知識もなく、
何がどうだからうまいとかヘタとか技術的な事とか何も分からなくても、
素晴らしいものには感動するということ、
良いものというのは必ず伝わるということを改めて実感。
台詞以外の、身のこなしの一つひとつの全てが伝えるもの。
特に最後の坂東玉三郎の『鷺娘』はひたすら踊りだけなのに、
観ているこちらの胸が切なく苦しくなって・・・・・・・・

あ~あまりに美しかった・・・!

ところで日本の伝統的建造物のひとつであろう歌舞伎座を取り壊して
違う形に建て替えるということには本当に嘆きの気持ちを覚えます。
う~ん、ヨーロッパだったらこんなことは有り得ないだろうな・・・
どんなに維持費がかかろうと赤字だろうと、
自分達の伝統の形を必死で守る、
もし取り壊しという案が出されれば庶民達が容赦ない抗議とデモを行う。
  ・・・後悔先に立たず。
もちろん物事の裏には事情があるのは仕方無いけど、歌舞伎に関わらず、
多くの日本人が自分達の魅力が何なのか知らない気がするのが悲しいです。

・・・などと、改めて伝統の大切さについても考えさせられながら、
今後はすっかり歌舞伎にハマりそう。
次に行くときは一番上の席から掛け声をかけてみたい!
(・・・そりゃ通のやることだよ~!)

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