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2014年1月19日日曜日

終了しました ~ "ドナウの春" @ベーゼンドルファー東京♪

2014年1月11日(土)
16:30開演(16:00開場) 3,000円
会場・お申込先: ベーゼンドルファー東京 03-6681-5189


ヴィーナー・アーベント vol.8
"ドナウの春"

ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンの為のソナタ 第5番『春』ヘ長調 作品24

ブラームス:ピアノとヴァイオリンの為のソナタ 第2番 イ長調 作品100


バルトーク:ヴァイオリンとピアノの為のソナタ第1番


竹原奈津、Vn
富永峻、Pf


ベーゼンドルファーによるコンサートのご案内はこちら


2014年最初のコンサート。フライブルク留学時代の仲間、ピアニストの富永峻さんが主催するコンサートシリーズに出演させていただきます。

"ヴィーナー・アーベント (Wiener Abend)" は、ウイーンの夕べ、という意味。ウィーン発祥のピアノの名器"ベーゼンドルファー"のサロンはその素晴らしいピアノがいくつも並び、その贅沢な空間で、その名器の音を堪能することができる、そんなシリーズです。またベーゼンドルファーの音色が弦楽器との相性も良く、その響きを肌で感じていただけると思います。

フライブルクからもローカル電車で1時間ほどのところにあるドナウ川の源流(Donauesshingen)から、オーストリアを通りハンガリーへと続くドナウ川下りを楽しんでいただけるような、しかも新春らしい春の輝きとエネルギーに溢れるプログラムを組んでみました。

一年の始めに良い時間をお届けできるよう、心身ともにエネルギーを注いでがんばります。
定員30名ですが、40名程度まで余裕があります、どうぞ足をお運びください!



いつもながらリポートがすっかり遅くなってしまいました(TT)
でも、この日の演奏会のことは私の中にとても強く刻み込まれています。
というのも、なんといっても、バルトーク。
高校~大学にかけてバルトークにハマりにハマっていた私ですが、この曲を弾く時がいざやってきて、本当に興奮しました。そして...ハードでした!もちろんバルトークの作品を弾くのはいつもハードです。
留学時代の師匠が、コンサートでこの曲を演奏し、本当に素晴らしい演奏で興奮しながら楽屋に会いに行ったら、今回、とあるアクシデントにより、たった二週間で仕上げた。とのお話を聞き仰天したのですが、今それを振り返り、改めて仰天してしまいます。私がその何倍の時間をかけても師匠のような演奏には追い付けないのですから!

さて、今回の会場は、ウィーン発祥のピアノの名器『ベーゼンドルファー』のサロン会場。その名器たちに囲まれた空間はとても贅沢で、コンサートの後には、実際に触らせて頂けたりしましたよ!
決して広くはない会場ですが、響きはなかなか良いのも嬉しいです。

3月1日(土)には、再びこの贅沢な会場で、贅沢なプログラム~ピアノ・トリオでシューベルト&ブラームス~をお届けする運びとなっています。

今の自分が一体どこまで到達できるのか...常にチャレンジ&エンジョイだと思います。
これからも、応援よろしくお願いいたします!

2013年5月18日土曜日

突然一人でスポーツ談議。

 スケジュールって、なぜか忙しいときにいろいろ予定が詰まり、暇なときは暇、と偏ることがあるのですが、それ分かるな~という方も多いのではないでしょうか?

 今月は、オーケストラのお手伝いのお仕事が、ゴールデンウィーク終盤から休み無く凝縮しています。その中には旅公演もあり各地を移動したりして、なかなかハード!でも初めてのホールで弾けたり各地のおいしいものを食べられることなど楽しめる部分もあります♪ 何事も楽しまなきゃ損ですよね~!

 しかしオーケストラで弾くというのもとってもハードで、長時間座ったまま神経フル回転で音楽するのは、心身ともにかなりのエネルギーを消耗します。なので、いいバランスで気分転換や体力維持をするのも大切な仕事の一つになってきます。

 最近は自宅から徒歩5分以内にできたフィットネスに時々通うようになって、少し体力アップを実感しているところ。


 とはいえ、何かスポーツをバシバシやれるワケでもなく・・・


 となると、スポーツ「観戦」!これホントに気分転換になります。


 というわけで、今日は私が好きなスポーツの話!

 えっと、長いです・・・しかしこれを書くのがまた気分転換てワケで!(笑) お暇な方はどうぞお付き合いくださ~い^^



①
 まずは、テニス!
 子供の頃から兄がテニスをやっていた影響で、テニス観戦が楽しい。
 好きな選手は、やっぱりロジャー・フェデラーですね~。31歳になりましたが、頑張って欲しいです!
Roger Federer
彼のプレーやフォームなど、素人の私から見ても、とっても参考になり尊敬させられます。他の選手とは比にならないような美しく自然なフォームは、楽器を弾く上で大切なことに通じ、改めて自分のフォーム(ヴァイオリンを弾く)の基本を見つめようという気にさえさせられてしまうんですよ!

 そして人間性というか精神面なども素晴らしいと思います。やはりどの分野でも大物というのは、その人自身が素晴らしい精神の持ち主であるということも証明してくれている気がします。
 ・・・って、褒めすぎ??笑
 
 ちなみに、私も実際に始めようと思ってラケットとシューズを入手しました!


②
 最近、NBAバスケットボールにはまってしまいました!
 こんなに面白いスポーツを今まで観ていなかったなんて・・・日本でももっと流行っていいはず!
 ボールや選手の動きの多彩さ・・・すごすぎます!そしてあの狭いリングを狙って戦う姿がまた実に男性的~~っ!カッコいい!!
LeBron James

 ファン歴が浅すぎて知識がほとんど無いものの、今カンファレンス・ファイナルという、東西の一位を決め、更にその一位同士が戦うという、シーズンの最終段階ってことでしょうか?(←テキトー・・・合ってますか??)かなり白熱していることは確か!
 レブロン選手すごい!素人の私が見ても惚れぼれします!

 そういえば昔、オリンピックで日本のバレーボールが盛り上がっていた時に、父が「空中だけでボールをまわすバレーよりバスケットの方がずっと面白いと思うけどな~」と言っていたのを思い出しました。
 (※バレーボールの方ゴメンなさい!バレーボールを非難しているワケではありません~!素晴らしいスポーツであるという前提であくまで趣向による話であることご理解くださいませ!)

 うーん目が離せない!!やっぱり、テニスとNBAを観るためにWOWOWに加入しようかな・・・とか本気で考えはじめました。。



③
 やはりフィギュアスケートでしょう~!
 というのも、音楽家はフィギュアスケートが好きな人が多いのですが、それは共通する点が特に多いことが理由に挙げられると思います。
浅田真央ちゃん♪

 どのスポーツ(や音楽家)でも厳しいトレーニング(練習)を積むことには変わりないのですが、フィギュアスケートは、音楽とともに表現しますね。確実なテクニックを要しますが、ただカンペキなだけでなく、そのスケーティングで伝えるテーマや内容が表現されていること!という点が、演奏と同じく、ただ技術がカンペキなだけでは意味がないところと通じるんですよね。

 そして更に共感を生むのが、試合でのジャッジ。例えば陸上の100メートル走などでは、タイムが機械的に数字として現われそれが事実的な記録となるのですが、フィギュアスケートは人間が「審査」しますね。おまけに、『技術点』と『芸術点』。芸術点とまでくれば、もう審査員の好みや趣向が入ってくることは否めないでしょう。技術点も、それぞれの技にポイントが決められているようですが、前回のオリンピックでもその辺りは物議を醸しました。そして裏で権力や政治が働いている様子も見受けられ、これは音楽の世界のコンクールなどとも共通することで(ぶっちゃけですが!)、そういう点でも、音楽家たちは、彼らの試合を自分たちの経験と重ね合わせて観る部分が多いのだと思います。

 オマケ。もうずいぶん前の話ですが、長野オリンピックの時にフィギュアスケートのチケットがとれず(期間中に思い立って買おうとしたら遅かった・・・当然か!)とりあえず何でもいいから生で観戦しよう!と入手したのがアイスホッケー(チェコVSフィンランド)。これもものすごい迫力でした!

 そして、その少し後に、世界フィギュア大会が長野で行われたので、これは観に行きました!ヤグディン選手が、他とまったく別次元で会場中の人々を一身に惹き付けていたことは忘れられません。

 やっぱり会場での観戦に勝るものはありませんね!演奏会もスポーツも何でも同じです!



④
 そして相撲。笑 ← ってなぜ笑?失礼な!
 中学生の時に、親友がキッカケで大相撲にハマりまくってました。留学を機に離れてしまったけど、あの熱中ぶりは今振り返っても感心するほど。
 なにせ、桐朋の高校への入学祝いが国技館での升席での相撲観戦だったくらいです。どれだけ好きだったか分かっていただけるでしょうか・・・笑
 場所期間中は、とにかく中継で観ないと気が済まず、自転車かっ飛ばして帰宅。その日の各力士たちの表情などで今日の調子は良さそうだな、とか緊張してるな・・・とか見たり、得意技はもちろん、趣味なども把握していました。どんだけ~??ですね!笑

 地元に巡業に来た時は観にいって、花道を引き上げる小錦関の腕を触ったのですが、見た目によらず硬かった!あの感触、忘れられないわー!

両国国技館
霧島関ともなぜか一緒にちゃんこを食べたことがあります!筋トレも見学させてもらったし・・・!霧島関、男前でしたよ~!
 なんというか、好きだとチャンスが訪れるんですねぇ??

 留学から帰国したばかりの頃、仕事で国技館で演奏する機会が訪れ、いや~まさか自分がここでヴァイオリンを弾くとは!と驚きました。しかも力士たちの控え室や、力士用の大きなお手洗い!いやはや~!言葉もありませんでした。笑



⑤
 サッカーは、特に好きというワケではないのですが、ドイツ時代には関心持っていました。というか、持たざるを得なかったというべきか。
 なにせ、ドイツはサッカー大国で、スポーツと言ったらサッカー一色というか、日常がサッカーと言っても過言でなかったかも。なのでもうその流れに乗るしかない!みたいな。

 ドイツ留学中に、ドイツVS日本という試合があり、日本人の友人と「ドイツ人に習って、これはカフェで試合観戦をするしかない!」と意気込んで実行したものの、ドイツでドイツ人に囲まれてのこのアイディアは間違っていたか・・・泣、3-0で日本が完敗、試合後にドイツ人から「悲しまないで!」と余裕の一言。あれ、私ってこんなに愛国心あったっけ???と驚かされるほど悔しがる小さな日本人2人!笑

Badenova Stadion in Freiburg
帰国する前には、せっかくだからと地元のチームの試合をスタジアムに観に行きました!すると、0-0の同点から最後のロスタイムに相手選手への超ぬる~いパスにより点を入れられるという、まさに目を疑う流れ!みんなで「コラー!」と怒り、帰宅して仲間とビールを飲む!!
 という、これも楽しすぎる思い出!思いだしただけで笑えます!一生忘れないな~!

 ちなみに、ドイツ人にとってスタジアムにサッカー観戦に行くというのはかなり日常的な娯楽で、ちょっと映画観に行くとか、今日はカフェでランチしようか、みたいな感覚です。そして演奏会に行くのもそれと同じように彼らの生活に浸透していたんです。その辺りの文化の違いをとても感じました。






 ふ~っ。なんか一人盛り上がって書き綴ってしまいました。。

 とにかくやっぱり、どんなものでも生で観るというのは最高ですね!
 その醍醐味は、なんといっても臨場感!!


 今の夢は、テニスのウィンブルドン大会の決勝戦と、NBAの試合を生で観る事ですね~!

 ちなみに、ウィンブルドンの決勝戦のチケットを取るのは宝くじ並みに難しいと聞きました(泣) NBAはアメリカまで行かなきゃだし。。

 ま、とにかく「夢」ですよ♪「夢は大きく♪」笑
 (相撲の時みたいに、もしかしたら思いがけないチャンスがめぐるかもしれないし♪)

 実際には、ウィンブルドンでもNBAでなくてもいいし、どんなスポーツでもいいので、何か観にいきたいな~。



 日常を忘れて、感動と興奮を心に残してもらえるスポーツもコンサートも、やはり会場で楽しみたいものです!

 というわけで!
 みなさんも、コンサートにも気軽に足をお運びくださいね!←強引なまとめ(笑)


 いやはや。
 ここまで読んでくださった方、私の気分転換にお付き合いいただき本当ににありがとうございましたー!(*^ ^*)
 
 

2013年3月17日日曜日

今ごろ?SKF2011中国公演リポート①

 餃子ネタを書いていたら、突然気が付きました。。2年前のサイトウ・キネン・オーケストラの中国公演のリポートをしていないまま通過していたことを。。

 松本でのリポートもしていないのですが(汗)、やはりせっかくの貴重な海外公演だったので、記録しておこうと思います。
 しかも松本で買ったOLYMPUSのカメラで撮った写真で♪


 2011年8月30日~9月9日、北京&上海ツアー。

 私にとっては2度目の中国演奏旅行となります。
 初めて行った数年前(小澤征爾音楽塾)では、もれなく体調を崩し、北京と上海の両・大病院で点滴を受け(しかも小澤征爾総監督と一緒に受診!)、私は本番には出られないまま帰国・・・という苦い経験を活かし(?)今度こそ万全の体制で!!気合いを持って乗り込みました(笑)

 すでに一ヶ月に渡る松本滞在でメンバーの疲労は蓄積され、小沢征爾総監督も体調不良で中国公演は断念されましたが、このツアーの成功へ向けて、みんなで力を合わせました。


 今回の私にとってのポイントは、北京で、ドイツ留学時代の親しい友人(中国人)との再会です。

 一人は、私と同じ時に同じ師匠のクラスに入り、しかも同じ年齢で、共通の中国人の友人を持ち、いつも一緒にコンクールを受け、お互いに助け合い切磋琢磨しあってきた、戦友であり良き理解者。彼は今北京に帰国し、北京のオーケストラで第2コンサートマスターを務めているのです。嬉しかったです!!

 もう一人はその彼の親友で、同じくヴァイオリニスト。彼女はフライブルクにあるオーケストラに入団して活躍していて、今回は夏休みでなんと北京に一時帰国中!

 さらに、同じくフライブルクで同時期に学び、今はカールスルーエのオーケストラで活躍しているコントラバスの彼。彼も夏休みの一時帰国で、ちょうど北京に寄っているところでした!

 みんな本当にステキで素晴らしい人間性の方々です。私にとってもかけがえの無い友人たちです。

 今回のサイトウ・キネン・オーケストラ内で数年ぶりに会ったフライブルク留学時代の仲間が、なんと偶然3人もいたので、北京で日中のフライブルガーが集まれたことは奇跡のようだったし、フライブルガーらしい温かい心の繋がりが、世界のどこにいてもこうして生きている、ヨーロッパ文化のクラシックを志すアジア人がアジアの異国でも一つになれたことは、本当に感激の思い出になりました。


 さて、あとは主に写真で追っていきましょう!

 もしかしたら殆ど食べ物の写真になるかも・・・笑




空港からホテルへ向かうバスの中から。
窓の外が真っ白!!
これ、写真のせいではなくて実際の色と同じですよ!
今話題の午後2時50分・・・じゃなくてピーエムにぃてんご??



今回の演奏会場。
新しくできた『国家大劇院』
 まるで東京ドーム??
なんと、この中にオペラ劇場、大ホールや中ホール?、
それに映画館などが入っているという、巨大施設!!
中に入ってからも迷子になりそうでした(笑)

それにしてもやっぱり空気が白い~~~~~!


オペラのステージのセットの準備中。クレーン車??気をつけて!


狭くて暗い。それがオーケストラ・ピット内の宿命(笑) 


 ステージでのリハーサル。ほら立派な劇場でしょ?



 さ、お仕事の後は腹ごしらえ!

早速、もちろん北京ダックでしょ~!!



なんだかよく分からないまま、
たっくさんお料理が運ばれてきました。。笑


その向かいのお店が、いつも地元の人たちらしきお客さんでいっぱい。
おいしいに違いない!と乗り込みましたよ。


野菜に飢えていたので、お惣菜と、やっぱり小籠包♪
おいしかった!
食堂って感じもいいよねぇ~


 賑わってるところ散策~♪
 『撒尿牛丸』って食べ物・・・?? 叫


いろいろ売ってるよ。

『愛情温度汁』って・・・ (計じゃなくて汁)

そして自分の愛情をさっそく試すお姉さま♪



お馴染み、天安門。
この故宮の中は、前回の北京訪問のときに見学しました。
『ラスト・エンペラー』ですね!



さて!!これです!!

中国人の友人たちとの感動の再会をホテルで済ませ、
彼らの車でレストランへGO!!


我ながら、嬉しそうな表情してますねぇ
ほんとに幸せな気持ち!

総勢6人でいろんな話に花が咲きながら、おいしい中華を個室でもてなしてくれて、本当に夢のような時間でした。
また、彼らの車で地元地域を移動したりして、なんとなく日常的な雰囲気を感じることができたのも貴重な時間だったな。


北京での宿泊ホテル。
中国では5つ星らしいです。。。
多くは語らず、、、です。

そのホテルの一階にあるレストランで食べた、
これは、肉うどん??だったかな??
なぜだか、おいしくなかった・・・残念・・・
見た目は悪くないんですが(笑)



あとはオマケ。




中心地のスーパーでドイツのビール大量に発見!!
しかも日本よりずっと安いし・・・!!
日本じゃこんなに買えないよ~
うらやましい!!


ドイツでよく食べてた子供用(笑)チョコレート。
カルシウムが豊富なのよ♪

日本よりドイツのものがすぐに手に入るのね。
北京の中心地のスーパーだからよね、きっと。


仙川でよくお世話になっていた『麻布茶房』発見。
そこで注文した、鶏飯のうな重。
味は、不味くもなく美味しくもなく。



てか、ほとんど食べてる写真ばっかり・・・・

ちゃんと仕事しましたからねぇぇぇ!!



次は上海に続きます!
 
 


2013年3月10日日曜日

終了しました ~ ブラームス全曲リサイタル♪

2012年12月15日(土) 

16:30開場 17:00開演 3,500円(全自由席)
カワイ表参道サロン『パウゼ』 詳細


"竹原奈津&草冬香デュオ・リサイタル"

~ブラームスのピアノとヴァイオリンの為のソナタ全曲演奏会~

ヨハネス・ブラームス:
ピアノとヴァイオリンの為のソナタ

* 第1番 ト長調 『雨の歌』Op.78
* 第2番 イ長調 Op.100
* 第3番 ニ短調 Op.108

竹原 奈津,Vn
草 冬香,Pf



 もう年をまたいでしまいました。。
カワイ表参道サロン『パウゼ』でのHPで、写真つきでリポートを載せてくださっていますので、こちらも併せてご覧ください!
『竹原奈津&草冬香/ブラームス:ヴァイオリンソナタ全曲リサイタル』

実は・・・、10月半ばに左足小指を扉にひっかけてヒビが入ってしまうという、音楽家にとって一年で最もハイシーズン"芸術の秋"には痛すぎる失態!

 普段はあまりない旅公演も重なり九州から北海道まで飛び回っていました。都内の電車移動はおろか、歩くだけでも死にそうに辛かったのに、今から振り返っても一体どうやって乗り切ったのだろう?と不思議になるくらいです。
ただでさえ忙しい時期な上に足の怪我で疲労はピーク。

 その頂点にこのブラームス全曲リサイタルという、よくもまぁ怖いもの知らずで挑んだと思います。さすがに自分を褒めてあげたい・・・(笑)

しかし、今回ちゃんとした共演は初めての草冬香ちゃんとは、同じフライブルクで過ごした仲間という以上になにか第六感のような部分でも共鳴し合うような、リハーサルをしていても不思議な感覚に陥ることもしばしば・・・なんというか、本当に"音楽"に没頭することができた数少ない貴重な共演者でした。

もう学生時代のように、日々練習するだけが仕事、とはいかない日々ですが、その分、まだまだ青いとは言え、重ねてきた人生経験などが大きく作用する年齢にもなってきました。今回はそれを実感するステージだった気がします。

 とても辛く忍耐の要する準備期間でしたが、そんな事は吹っ飛んだ充実感を得ることができたことに感謝です。

そしてその機会を与えてくれた共演者の草冬香ちゃん、公演を支えてくれた会場の甘利さん始めスタッフのみなさん、年末の忙しい時期に足を運んでくださったお客さま一人ひとりのお陰です。

中には、お仕事がありながら、最後の曲、第3番の3楽章から!駆けつけて聴いてくださった方もいらっしゃり、どんなに嬉しく励まされたことでしょうか。

いつもみなさまに支えられて自分が存在することに心から感謝をして、これからも日々を大切に過ごしていきたいと思っています。

 
 

2010年8月8日日曜日

ハンブルクのお土産


 一時帰国中のたぢお夫妻からお土産もらいました。
(※たぢおは同級生でフライブルク時代を共に生き抜いた戦友であり親友であり。今はドイツ・ヘアフォルトのオーケストラのコンサートマスターですよ!)

 港町ハンブルクのお土産で、(ハンブルクではなく)キール(更に北にある港町)のニシンの缶詰・・・

 ・・・・・かと思いきや、なんとチョコレートだとさ!!!

 確かにミルクチョコと書いてありますがね。。このパッケージ見て、わ~おいしそうなチョコ!とはまぁ誰も思いませんよ~!いくら港湾都市だからってチョコまで魚でアピール・・・なんかね~まだ開けてません。。爆


 ハンブルクといえば、留学前に先生探しで訪れたきり。

 当時既にハンブルクへ留学していた同門の後輩を頼って、2泊しました。1月なのに生暖かく、常に雲がどんより灰色の空だった記憶。実際に私が住んだ街フライブルクはドイツでも最も日照時間が多い街らしい。建築の特徴や、街の色。同じドイツでも北と南の違いを思い出します。
 

2010年6月13日日曜日

das Erdbeben - じしん

 昼頃に地震があった。ちょうど家にいたのだけど、マンションの上階なので、震度1や2でもそれより大きく揺れを大きく感じる。

 ドイツへ行ってまだ間もない頃、同じ地域に住む友達と電話で話していたら、ドンと揺れたことがあった。

「え・・?いま揺れた??」  「揺れた揺れた!地震だ。。」

 ヨーロッパでめずらしい地震にさっさと遭遇して驚いた事を思い出した。でも日本で経験するような長く大きなものとは違っていた。

 ヨーロッパでの建造物全てがアジアとは違っているけど、結局、地震がないからできることだよな~~、と羨ましく思う。地震がないからできる建築、維持。

 窓辺(外側)や塀の上に、きれいなお花のプランターを乗せて置いておくのが当たり前な光景も羨ましい。わたしもこれやりたい!って。笑

 食器棚の上に、そのまま高級なツボがどーんと置いてあったりとか。うーん。これは別に羨ましいワケでもないけど・・・危ないって思っちゃうのがやっぱりアジア人。。

 日本では、常に「地震がきたら落ちて危ない」ということが既に無意識に組み込まれているんだなぁと実感。


 そういえばまだ留学する随分前だけど、ウィーンを訪れた時に、楽友協会Musikvereinの楽屋というか楽器室というか学員室というか、の中にたまたま入る機会があったのだけど、大きな棚(2mはあるだろうか?)の上に、そのままチェロが置かれているのを見て、ええええ????それ、あり????と見たことの無い光景に固まった事も思い出した!笑 突然揺れて落っこちるなんて概念がないわけだから、そりゃぁ置いておいてもいいわけですよねー。

 私もドイツにいる間に、楽器をちょっとの間出しておいても大丈夫(もちろん家で)って感覚になってた事に帰国してから気がつき、は!いかんいかん!とケースの蓋を閉めるようになった。
 
 

2010年6月3日木曜日

ファイト!!

 先日、フライブルクで知り合ったちゃありーさん一家を囲んで、悪友・・・いや素晴らしき仲間達が集まりました!


 嗚呼~~っ
 なんて幸せそうなちゃありーさん!
 私も念願の豪くん、そして母になってますます艶やかになったよっしーにも会えて感激!!


 それにしても、
 ここまでパパの顔になってしまうんですねぇ!(ってその顔見えないけど・・・)

  う~むむむ・・・。。。
 家族や友達という名の最高の仲間たち。
 どんな栄誉や裕福さよりも何よりも、本当の幸せってこういうところにあるのだ!!
 て、よく言われることですけど。改めて思いました。



   ちゃありーさん、がんばれ!!!!!!!!!!


  今度また演奏聴いてもらうときに向けて腕を磨くぞおお。
 
 

2010年3月26日金曜日

ヒラーさん

 
 先日は久しぶりの方とお会いしてランチしてきました♪

 ドイツのStuttgart音大のリート(歌)クラスのピアニストを40年務められているロベルト・ヒラーさん。

 次は、今年中にドイツで会えたら(ドイツ訪問が実現したら)嬉しいな~。その時にはまたランチしようと約束してきました♪音大の斜め向かいにある、彼の行きつけの店で。笑

 久しぶりにドイツ語を話して楽しかったのと同時に、普段使わないと口が忘れてしまう事も痛感・・・!ドイツ語、忘れないように勉強していたい。
 
 

2009年8月1日土曜日

Klavier Trio♪

 
 先月30日に、またまた樫本大進くんの演奏会へ行ってきました。今回は母が早々チケットを取っていてくれました!行けてよかった~^^

 この日は、演奏会の前に2つほど他の用事もあって密度の濃い日でしたが、その一日の最後を締めくくるこの演奏会は最高に楽しめました!

  『夢のトリオ2009 ~Maestro & friends~』 (紀尾井ホール 19時)

  シューベルト:ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.898
  ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8

  ピアノ:チョン・ミョンフン
  ヴァイオリン:樫本 大進
  チェロ:趙 静

 実はメンバー3人それぞれに個人的な思いがあるんです。

 ミョンフン氏は桐朋時代にあった第一回別府アルゲリッチ音楽祭での指揮者。当時の桐朋にミョンフン旋風を巻き起こし、みなが彼の音楽と人柄に心から感動と敬意を持って過ごしたあの期間は一生の思い出です!
 チェロの趙静は、彼女は日本へ来て間もない頃に、二人一緒にソリストとしてヴィヴァルディのデュオやヘンデルのパッサカリアを演奏したのを機に、アノ頃から変わらず家族ぐるみで彼女との関係が続いていること。
 ヴァイオリンの樫本大進くんについては以前に書きましたが(「聴いてきました♪」参照)、主にはフライブルクで共に一番充実して過ごした時期の事。

 3人が融合して「夢のトリオ」として素晴らしい音楽を聴かせてくれました!そんな舞台は、見ていても楽しかった!

 ミョンフン氏は言わずと知れた巨匠指揮者ですが、本来はチャイコフスキーコンクールピアノ部門第2位という輝かしい経歴を持つ、実際に超実力派ピアニストなんですね~!神は二物をを与えてしまった・・・すごすぎ!

 トリオ全体としては、大進くんがノビノビとキレのある演奏と音楽運びで全体をリードしていた感じでした。とは言え、トリオとして本当に素晴らしかったです!いい演奏を聴けると本当に幸せになれるから音楽ってすごいわ~。

 終演後に楽屋で戯れて(?)きました笑。特に静ちゃんには久しぶりに会えて嬉しかった~!両手で手を握られて、思わず私は微妙な体勢になっております・・・?ハハハ

 そういえば大進くんはベルリン・フィルのコンマスに就任!9月から正式スタートとの事。今後の活躍にも幅が増し、ますます楽しみです♪



 そうだ、この日は、フライブルクでも散々仲良くお世話になった同級生のピアニストねーちゃん(※あだ名)が一時帰国中だったので、新宿で会って話に花を咲かせまくってきました!来年あたり、彼女とドイツでの演奏会が実現しそう!ワクワクだ~♪

 ・・・と将来に希望を抱きながら、まずは日々を元気に乗り切らねば!だって日々の積み重ねが将来を作るから。もう8月、今年もあっと言う間に過ぎそう・・・だけど、いつも感謝して、地道な毎日、月日、年月・・・と続いていきますように♪
 
 

2009年7月8日水曜日

箱根のやまぼうし

 昨日足利から戻ってきたばかりですが、今日は箱根に日帰りしてきました。
 箱根は有名なレジャースポットですよね~!今日の私も・・・ではなく、なんと30分演奏する為に、箱根の山を越えて芦ノ湖畔まで足を延ばしてきたのです!

 というのも、かつて映画「007」でボンド・ガールを務めた女優の浜美枝さんが企画する箱根ツアーがあり、その中のイベントの1つに、彼女のステキなお宅「やまぼうし」(見てください、まず敷地の入口から雰囲気ステキすぎでしょう!)での時間があり、浜美枝さん宅に訪れたツアー参加者たちに音楽を楽しんでリラックスしていただく・・・というそこのお役目だった訳です!
 これは、前回もこの演奏を務めたフライブルク同期の、チェリスト豊原さやかちゃんから声をかけて頂きました!2人で演奏できたのも久しぶりで本当に楽しかった~!

 浜美枝さん・・・もちろん初めて生でお目にかかれ、いや~やっぱりステキな方でした!すっかりミーハー、記念の1枚をお願いしたら、本当に快く引き受けてくださり感激!(良かったねぇ・・!)


 そして、浜さんのそのお宅「やまぼうし」のまたなんとステキな!ものすごく太い梁に支えられた温かい空間は和風なのにドイツを思い出させられたり・・・。彼女が少しずつ集められた陶芸品などが見られるお部屋や、奥には囲炉裏のあるお部屋もあったようですが、あ~今回そこを見るのを忘れてきました・・・ガーン!

 
 お客様は11名ほどで、本来は箱根ツアーが目的の方々なのですが、音楽の時間にリラックスして、それでいて本当によく耳を傾けてくださり、最後のおまけアンコールのリベルタンゴでは大喜びしてくださいました!浜さんも本当に無邪気に声を上げて喜んでくださって、私の大好きな「聴衆と奏者の近い空間」が、しかもこんなにステキで温かい空間で持てたこと、最高の贅沢でした。

 
 今日は箱根の山の天気が大荒れで、途中の山道では霧と強風で嵐になり、芦ノ湖は台風の時の海のように荒れていて、波がザッパーン!!でも、鉄道で箱根のより奥へ進み、バスで山を越えていく景色が、なんだかドイツの黒い森(Schwarz Wald)と重なって、懐かしい錯覚に陥ったり。

 30分演奏の為に費やされた往復の時間は大したものでしたが、それでも何より楽しく幸せな時間だったと思います♪
 
 やっぱり音楽を共有できるって、本当に幸せ!!
 
 

2009年6月20日土曜日

キーファー先生

 
 6月ももう下旬です。梅雨の合間の晴れ・・・があるとは言え、音楽家には厳しい季節。。楽器が参ります。

 でも今月は自由な時間が少しとれているので、コンサートに行ったり友達と会ったり、予定通りアレクサンダーテクニークのレッスンや整体にも行ってきました。

 アレクサンダーでは、ただ座った時と、ただ立った時の姿勢をチェックしていただきました。いや~自分が一番自然と思っているのって、だいぶズレがあるようです。意識を生活に取り入れて、また忘れないうちにレッスンに行ってチェックしてもらおうと思っています。
 整体でも随分ラクになり、先月の初回に比べたら大分良くなってきているとの事。いや~ほんと助かります!


 整体といえば、ドイツにいた時にコンクール直前にぎっくり腰をしてしまい、無理してポーランドまでコンクールに行った後に我が師匠に紹介された整体の先生のことを思い出しました。

 この先生は、とてもおとなしく繊細でやさしい感じの方で、ドイツ語についての話をしていたら「そうだね、あなたがドイツ語を話しているとき身体が硬くなりますね!」といわれたりして・・・あはは・・・すいません、必死で。。笑

 同じ門下生のドイツ人がやはり彼のところへ通っていたのですが、発表会の後の打ち上げの時に面白い話をしていました。

「彼は、音楽の事は分からないけど、音楽もスポーツも同じだと思うって言うの。ムダな練習を100回するよりも、頭の中でのイメージトレーニングを10回する方がよほど効果あるのではって。」

うん、そうだね。それは私にも話してくれてたな。

「今日の昼間に行ってきたんだけど、私が今夜現代曲を弾くのにすごい不安だって言ったら、じゃぁ今そこで寝ながら頭の中で一回演奏してみたら?って。=イメージトレーニング」

ほう。

「私、ただ寝ながら頭の中で曲を弾き始めたのよ。そしたら途中で一瞬止まって分からなくなっちゃったのね。その瞬間、離れていた先生が『今何が起きたんですか?』って言うのよ!私ただ寝てただけで何も言ってないし何も表現してないのに・・・!信じられない・・・!」

 その先生は、彼女の思考が止まったことで身体が緊張したのか、力が入ったのか、何かの変化を敏感に感じ取ったのでしょうか。でも彼女の身体に触れていたわけでもないし・・・。すごい感性(?)です。。繊細だとは思っていたけど・・・。


 整体というと、時々この話を思い出してしまいます。ちなみにその先生の名字がKieferさんといって、訳すと「アゴ」なんですが・・・汗 ドイツでは面白い名字の方が多い気がしますが、この先生も・・・ね。笑
 

 

2009年5月24日日曜日

チェコから回顧する

 今オーケストラでスメタナの『わが祖国』を弾いています。2曲目のモルダウはあまりに有名。全曲は実はちゃんと聴いたことがなく、今回これを演奏する事は私の中でもまた新たな開拓。冒頭から響き渡るハープから始まり、チェコの誇りと哀愁に心が震える。プラハを訪れた時の肌で感じた空気、景色、色んなものが目の前に蘇って弾きながら時々目が熱くなりそうな瞬間がある。
 タイムリーというべきか、丁度さっきテレビのN響アワーでミクローシュ・ペレーニのソロでドヴォルザークのチェロ協奏曲をやっていた。ここでもチェコ!ミクローシュ・ペレーニの同じこの曲の演奏を10年近く前にやはりN響アワーで観た時の衝撃も併せて思い出しながら、ここでも再び胸が熱くなり。ペレーニ。すごい。

 そこから回顧が進む。ペレーニというと、ミクローシュの姉か妹か、エスター(本当はエシュターというのかな)・ペレーニというヴァイオリニストにどうしてもバルトークを習いたくて、ドイツから真冬のブダペストまで飛んでいってレッスンを受けた事を思い出した。彼女とはある講習会で偶然の成り行きでの出会いだったけど、それが私には大きな何かをもたらしてくれた。レッスンを受けたリスト音楽院に足を踏み入れた時の感動も今でも生生しい。外観はサッパリしていたけど、建物の中ではタイムスリップしたような錯覚を覚え、バルトークもここにいたんだなぁと感慨に浸った。バルトークに異常なまでに親近感を覚えていたある時期の自分にとっても特別な時間だった。またエスターの強くて温かい人間性というか魂というか。たった2週間の講習会でと1度の単独レッスンだけだったのに、彼女にまた会いたいと、強くつよく思う。

 回顧といえば、先日テレビのバラエティ番組の中で「5月の旬!北海道のアスパラガス」というのが出てきて、そういえば、ドイツも正に今アスパラガスの季節じゃないかぁ~!と思い出した。ドイツと北海道は緯度が近く気候や風土も似ているからだなとか思いながらドイツの5月を思い起こす。5月のヨーロッパ。新緑が生きいきノビノビと溢れ、生きる喜びに溢れた最高に美しい季節。

 日本へ完全帰国して活動し始めてから1年以上が経ったんだ。始めは慣れなかった都会の雑踏、騒音・・・それがストレスとなり、どうやってそれをうまく流せるか、慣れるか、いい気分転換ができるのか等々の試行錯誤もありながら、今ではやっと今いる状況に慣れて落ち着いてきたんだなあと感じもする。
 それでも、いろんな経験や記憶というのは、場所や時間を関係せず自分の中に鮮明に生き続けるものだということもこの1年間で強く感じること。これからも多くの経験や感動を積み重ねていきたいと思うし、自分の気持ち次第でいくらでも感動は増やせるとも思う。

 今の指揮者、コバケンこと小林研一郎さんは、リハーサルの時から音のひとつひとつに最高の気持ちで臨んでおられて、その時の響きに「感動しました・・!」とよくおっしゃっている。
 となると。まずは明日と明後日の本番でもたくさん感動するぞ!感動できる為にまずはゆとりをもって弾けるように充分練習しておかないと・・・ですけどねっ!
 
 

2009年4月6日月曜日

海の向こうからのメール

 
 メールチェックをしたら、見覚えの無いアドレスからのメール。一応ウイルスとか迷惑メールとかも警戒しつつチェックしてみたら、差出人がハングル文字。何となく直感で「・・・!」、受信してみたら、なんとフライブルク時代の友達からでした。

 ドイツの音大での同じ門下生で、彼女は韓国の音大に行かずにフライブルクの音大で1年生から学んでいたので、私が音大に入学(正確には編入)したより先にいて、卒業は私の後でした。すごくおだやかで心優しくかわいげのある子で、門下の最初の顔合わせの時からとても親しみを持って仲良く接してくれて、何も分からない私にとっては本当に救われる存在の1人でした。

 門下の集まりがあったりすると、私と同時に編入してきた中国人の男の子(しかも私と同じ年!)と日・中・韓の3人で話に花が咲く事も多かった。やっぱり欧州にいるとアジア人には親しみが沸くようで、今までまったく知らなかったお互いの共通点や違いがたくさん見えてきて、親しみとアイデンティティに目覚めたり、歴史的・政治的な問題とか多くても、1人1人は同じ人間同士で、国境を超えた絆が芽生えました。あ、それはもちろんアジアに限ったことでなくいろんな国の人同士にあてはまった事ですが。

 そういえばドイツへ行って間もない頃こんなことがありました。
 ある時、オーケストラの本番の為の移動のバスの中で中国人の友達と楽しくお喋りしていたら、それを見ていたフランス人の友達が不思議そうに、また少しおかしそうに
「君達なぜドイツ語で喋ってるの?」
始め、質問の意味がハテナだったのですが、彼らにとってアジア人はみな同じに見えていて、言語も同じだと思っている人が、実は多くいるようで・・・まだまだアジアへの認識の遅れというか、その時目の当たりにしました。
「我々は中国と日本で国も違うから言葉も違うのよ」と話すと、
「え?でも中国と日本って仲が悪いんじゃないの?」
またも我々は一瞬あっけにとられながらも、
「それは政治上の問題かもしれないけど我々にはそれは問題ではないのよ!」
へ~・・!と、フランス人の彼が人生で初めて接した事柄のような表情をしていたのが印象的でした。

 まぁ、アジア人同士がドイツ語で会話しているのを面白がられるのはたびたびありましたけどね。例えばポーランド人とスペイン人がドイツ語で会話してても、同じことだと思うんですが、アジア人の場合は見た目の問題でどこか滑稽さを感じるんでしょうね。欧米人とアジア人の見た目の違いはどうにもなりません。


 話は戻りますが、韓国人の留学生も多かったので彼らとの交流も多く、向こうで知ったお互いの事、そこから芽生えた絆・・・日本にいる方が距離が近いのに実はお互い知らない事だらけなんだなぁと実感。ってよくある話のようですが。。やっぱり欧米人よりも文化とか習慣とか似たところがたくさんあり、近しい仲間であり、そして欧米とかアジアとか越えて同じ人間であり、またアジアから遠く離れたヨーロッパで西洋音楽を愛して学ぶ仲間同士の共通点がなおさら絆を深めていたのかもしれません。

 ヨーロッパに行って考えさせられたアジア人の関係。おもしろいキッカケです。


 メールをくれた彼女は、フライブルクを卒業した後この先どうしようと悩んでいましたが、今フランス・アルザス地方のストラスブールの音大で勉強を続けて、この夏に卒業したら、いよいよ韓国に帰るとのこと。私が日本に帰るときに招待したパーティに来てくれて、その時に渡した私のメールアドレスを今まで保管していてくれて、一年以上経った今、私のことを想って連絡をくれて、ありきたりの言葉ですが、感動。人の温かい心に触れたときに幸せに感謝したくなります!


 彼女への返信にも思わず書いたこと。「今よく考えるの、フライブルクでは素晴らしいことに溢れていたけど、一体なにが素晴らしかったんだろうって。それは、街であり、自然であり、人々であり・・・、そして、そこで出会った友達たちであること。みんなに感謝してる。」

 「いい仲間」に国境も人種も関係ありません。近い将来、必ず彼女と再会できますように・・・!

 

2009年3月19日木曜日

応援しますっ

 もう昨年末のニュースですが、ビックリしました。
「浦和レッズの監督に、ドイツのフォルカー・フィンケが2年契約で就任。」

 はい、サッカーの話なんですが。。フィンケ監督といったら、私が留学していたフライブルクFreiburgのサッカーチームSC Freiburgで16年間監督を務めた超ベテランです。今回の一連のニュースでは、あのオシムとも交流が深く、ドイツのオシムと言われている、とも紹介されていました。私が帰国する少し前に偶然、彼のFreiburgでのラストシーズンの試合を観に行ったのを思い出しました。その後新シーズンが始まり、私は日本へ帰国。そしてその後まさかフィンケが日本に来るとはね・・・!!

 留学して一年目くらいに、Freiburgにある唯一の本格日本食レストラン『椿』(味は本格なのにランチは1000円程度でしっかりボリュームの定食が食べられます♪)に行った時に、チームのエースの選手とその家族とフィンケ監督が食事をしに来て、そのとき初めて生で見たんですねぇ。「へ~日本食、食べに来るんだ~」なんて思ったりして。ちょっと嬉しいような、親近感持てるような・・・。

 まぁそんなこんなで、フィンケ監督は地元のよしみ(?かなり一方的ですが汗)って理由だけなんですけど、日本でも頑張って欲しいので浦和レッズ応援しちゃいます!サッカーには詳しくないけど、ワーワー言いながら観戦するのが楽しいし好き。

※画像は、Freiburgにいる友人が一時帰国した時にお土産として(!)持って来てくれた地方新聞(Badische Zeitung)の記事。 『フィンケ、日本へ行く』
 

2009年3月6日金曜日

移動のパートナー

 最近の移動中に欠かせないモノ(これはiPod shuffleただ聴くだけのシンプル機能、小さくてラクです!)。移動しながら音楽を聴けるものを持ち歩いている方、多いと思います。最近は特に小さくて便利なものが増えていますし♪

 自然に溢れた環境都市フライブルクで5年過ごした後の東京での生活では、多すぎる雑音にずいぶん堪え、初めはストレスを強く受けていましたが、でもそこは工夫次第♪外界の雑音をシャットアウトして、しかもいい気持ちになれればいいのだから、やはりそこは音楽を聴くのが一番手軽だなーってことに!ま、実に安直ですが。。
 移動中は、仕事の勉強に必要な曲を聴いたり(これはいい気分になるのとちゃいますが汗)、クラシック以外の(←ココ重要)好きな音楽を聴いて過ごします。仕事の後にもそれを聴きながら自分を癒せて、おかげでストレスを溜め込まずに済み、しかも日進月歩、今日ではこんなに小さな機械で(持ち歩く苦が無い!)大量の音楽を持ち運べる、こ~んなにありがたい役目を果たしてくれるんだから、なんて素晴らしい時代!!

 おもしろいのは、5年間住んでいたドイツのフライブルクFreiburgでは殆ど出番の無かったウォークマン(?というかこの類)。フライブルクは世界的に有名な環境都市なだけあり、いるだけで癒されるものに溢れていたせいか、よほど緊急の勉強に必要でない限り、外出時まで音楽を持ち歩いて聴くことなんて・・・うーん、なかったです。。緑や鳥のさえずりに溢れ、空気がきれいで、人々がゆったりとゆとりを持って生きている。その空気自体が音楽と同じ癒し効果をもたらしていたんだろうなぁと振り返ったり、無意識にそういう空気に耳を傾けていたような。

 てことは、音楽って、自然と同じような働きやパワーを持っているって事?!ドイツに住んでいて特に実感したことは、自然と音楽の切っても切れない繋がり、あと人の心。この三つ巴の関係は崩れることなくバランスを保ち続けるものなんですね~。完璧な環境って中々無いかもしれないけど、そこは自分で工夫して、その3つを大切にしていきたいなぁと思う今日この頃です。

 ・・・とか思いながら改めて電車の中を見回すと、耳にイヤフォン付けてる人たっくさんいるぞ~。みなさん・・・!と妙に共感を持ったりして♪
 

2009年2月20日金曜日

大好きエリアス

 2009年の今年は、ヘンデル没後250年、ハイドン没後200年、メンデルスゾーン生誕200年と、大作曲家たちの節目の年が重なっているようですが、こうして改めて見ると、なんだか歴史の流れを深々と感じては不思議な気持ちになります。ヘンデルもハイドンもとても長寿(ヘンデル74歳、ハイドン77歳)で、ハイドンが亡くなった年にメンデルスゾーンが生まれているという事ですよね(もっと細かく言えば、ハイドンが亡くなるおよそ3ヶ月弱前にメンデルスゾーンが生まれている)。まぁそれを言ったら他の作曲家もたくさんいるわけで、こんな事を考えていたらキリがないものの、でも考えてみるのは面白い。

 生誕200年のメンデルスゾーン。今月の3日が彼の誕生日だったので、改めてメンデルスゾーンについて思い返してみました。メンデルスゾーンの作品、とっても好きです!ドイツにいた時もライプツィヒにある彼の家を訪ねて、いろんな妄想を膨らませながら彼がここで生きていたんだなぁという事をより身近に感じたりしてきました。彼の音楽は、彼がとても恵まれて育ったためかよく満たされていて、聴いていて元気に幸せになります!そして私にとって思い出深い作品の一つに、メンデルスゾーンの作品があります。オラトリオ『エリアス』。

 ドイツへ行って間もない頃、地元の大きい合唱団の演奏会でのオーケストラを弾く仕事をしたのですが、その時の演目がこの曲。まだ言葉も良く分からなかったし、仕事がどのように進められていくのかなど、色々なことが初めてで新鮮にドキドキしていたのを覚えていますが、本番は大きい教会で行われ、真冬1月の教会の中ではどれほど厳しい寒さが襲ってくるのかを、まさに身をもって体験。その真冬の石作りの建物の中での『エリアス』の響きが、私を大きく包み込んでくれました。生まれて初めてヨーロッパの教会で聴衆ではなく奏者の一員として体験したあの響きが、あまりにカルチャーショックで感動したんですね。こんなに美しい響きがあるんだ・・・!

 それからというもの。折に触れてはCDを聴き、感動!を繰り返しています。また2007年のサイトウ・キネン・フェスティヴァルでは改めてこの作品を弾く機会に恵まれ、とにかく私としては幸せいっぱいでした。先日、日本に帰国以来久しぶりにCDを聴きたくなり、そうか~メンデルスゾーンは200年前の今月生まれていたのかぁと感慨にふけってみたり。彼はヘンデルやハイドンと違って短命(38歳)でしたが、まるでモーツァルトのように、その短い生涯でこんなに天才的な素晴らしい作品を世に残してくれたことに心から感謝したいです。

※写真はメンデルスゾーンの家を訪れた時のもの。一室にあるクラヴィコード。エリアスの譜面。本人の胸像。   
       

2009年2月18日水曜日

聴いてきました♪

この一週間に二つの演奏会へ行ってきました。

昨日17日には、ピアニスト小林五月さんのリサイタル。

"シューマン・チクルス vol.5"  Robert Schumann Zyklus Vol.5
東京文化会館(小) 19時開演
シューマン:
 @スケルツォ、ジーグ、ロマンツェとフゲッタ 作品32
 @夜想曲集 作品23
 @交響的練習曲(遺作付き) 作品13

 シューマンのピアノ作品全曲という壮大なプロジェクトの第5回目でした。ますます深い洞察力と解釈、そしてそれに伴う的確な演奏力・・・!シューマンの世界にどっぷり引きずり込まれていきました。彼女はいつも決して緊張やナーバスなく、ただあるのみ・・・という状態でその世界に誘ってくださるのです。演奏家としてそうあれること、憧れます。終演後の打ち上げでは来週の土曜日の本番についても話しながら楽しく盛り上がり、ピアノとヴァイオリンのソナタではまたシューマンのデュオならではの世界を繰り広げられたらいいな・・・と実感がふつふつと沸いてきて、楽しみでドキドキしてきました!


前後が逆になってしまいますが、13日にはベルリン放送交響楽団の演奏会へ行ってきました。

"マレク・ヤノフスキ指揮 ベルリン放送交響楽団"
サントリーホール(大) 19時開演
ベートーヴェン:
 @『エグモント』序曲
 @ヴァイオリン協奏曲 作品61
 @交響曲第7番 イ長調 作品92
 出演:樫本大進

 フライブルクで、特に音大時代が重なっていたことで、ヴァイオリニストの樫本大進くんとはとても親しくして頂き、ご飯食べたり遊んだりドライブしたり夜通し室内楽の初見大会したり、日本で私のリサイタルにまで足を運んでくださったり・・!と色々な事を共に過ごさせて頂きました。私が日本に帰国した後も彼の演奏会に足を運ぶのがいつも楽しみです。今回は初めて日本でコンツェルトを聴きましたが、とにかく音がキレイで何よりこの作品が生きいきと浮かび上がり、もう単純に「生きているって嬉しい!」という喜びを得ました。そしてそれはオーケストラの演奏にも同じ事を感じ、指揮のヤノフスキは若々しくテンポも推進力に満ち(もう80歳を超えていると聞きビックリ!!)、オーケストラの奏者達も全身で音楽をしていた姿が胸に強くぶつかってきました。仕事でオーケストラを弾く機会も多い今日この頃、改めてオーケストラのあり方などについても考えさせらる事に。終演後は僅かな時間でしたが大進くんや、聴きに来ていた他のフライブルク時代の友人達と一緒にカンパイして楽しくお喋りして帰宅しました。帰路ではオーケストラのアンコールのブラームスが心に染みていました・・・素晴らしかったです。ドイツが懐かしかった。

 身近な演奏家、憧れの演奏家たちを目の当たりにすること、そして交流すること。それがどれだけいい刺激であり栄養剤であるか・・・。ここ東京にいると、日々、多すぎるほどの情報と雑踏に揉まれて本当に大切なことが見えにくくなっているような気がしますが、純粋に自分に耳を傾け、音楽に対する気持ちに誠実である事をいつも確かめていたいと思う今日この頃です。
                    
              

2009年2月12日木曜日

ルクレールさん

 ジャン・マリー・ルクレール Jean-Marie Leclair (1697 - 1764)

 この作曲家の曲が、どうやら私は好きみたいです。彼の作品をたくさん知っているワケではありませんが、ドイツにいた頃、友達と二人でヴァイオリン・デュオの演奏会を教会で開催したことがあり、曲目を決める為にとりあえずいろいろ弾いてみよう!と、学校の図書館で手当たり次第借りてきた楽譜の中にルクレールがいました。実際にその演奏会の冒頭に彼の曲を取り上げたのですが、とにかく、なんと言うか、「わ~好きだな~!」という気持ち。ルクレールの作品がすっかり好きになってしまいました。その後クリスマスの礼拝でオルガンとの演奏をしたのですが、そこでもなぜかルクレールのソナタを取り上げました。後で知ったのですが割りと有名な作品だったようで、どおりで「いい曲~」と思ったわけ。

 ルクレール・・・好みだわ。(作品が、ですよ。笑)

 ルクレールはフランスの作曲家ですが、もともと舞踏家でダンスを教えていたそうです。そして同時にヴァイオリニストでもあり、当時はダンスの先生が踊りを教えつつ踊りの音楽も弾いていた為(当時のヴァイオリンはとても小さくポケットにしまっていたんですよ!)彼もきっとそうしていたかも知れません!って私の想像ですけど。彼はヴァイオリンの為の作品を多く残しています。

 デュオの作品は二人のやりとりが実に軽妙で弾いていてとても楽しい。音だけ聴いていると片方が旋律を弾き、片方が下を支えているように聴こえるのが、実は巧に交互に入れ替わって弾いている!なんて使い方がウマイです。さすが舞踊家?踊りも二人コンビで踊ったりしますよね♪やりとりの面白さを心得ていると言うか。
 それから、ソナタでもデュオでもとても苦労したのが、装飾音の入れ方(または即興)。日頃フランス・バロックに馴染んでこなかった身、スタイルも身体に入っておらず、知っている限りの方法で装飾してみればそれはもう笑っちゃうようなコッケイさ!これはいろんな演奏を知るしかない!とCDなど何度も聴いては真似してみたり、詳しい人に教えてもらったり。独特のリズムの感じ方(イネガリやヘミオラ)なども勉強になりました。普段はなかなか触れない分野ですが、それでもそういう機会になると興味が強く沸き没頭してしまう。やっぱり好きみたいです。

 ドイツでいろんなバロックの作品を弾く機会に恵まれた事は私にとって大きな宝物であり気付きでした。最近やっと、当時弾いたデュオ作品のCDが手に入ったので、やっぱり好きだな~さすがウマイな~と楽しく聴いています。 (私が友人と弾いた演奏とはだいぶ違う感じ・・・当たり前ですが!苦笑)
 また石の教会の響きで演奏する機会があったらいいな♪