私の大好きな絵本。 子供の頃、当時習っていた英語の先生から頂いたもの。
「これとてもいい本なのよ、簡単だからなっちゃんでも読めるから!」
・・・確かに、日本の中学生以下の英語力で充分分かります。(むしろ私には丁度良い^^;)
高校生くらいにふと思い出してこの本を開いてみて、読み進むほどに涙が溢れました。それから何度も読んでみるのだけど、そのたびに欠かさず涙が出ます。
とにかく胸がいっぱいになるんです。
一応、簡単に説明すると、一本の木と男の子の一生のお話で、『無償の愛』を描いています。見返りを求めず、相手が必要としているものを必要としている時に与える、自分の身の全てを捧げることを何もいとわず。
正に、その名の通り、『与える木 - The Giving Tree』。
わが身の全てを残らず与え、最後に本当に幸せを得るんですねぇ。残るのは物質の豊かさではなく、心の豊かさです。
実際に、人間の人生でそれを置き換えたら、どうでしょう。
与え続けて、最後に自分の人生は幸せだった!と思える時は、擦り切れ果ててボロボロになっている時かもしれません。。
そこで、音楽を演奏することで人に何かを伝えるには、自分の身がボロボロでは残念ながら厳しいものがあります。提供するものがなければ提供できません。内面はもちろんですが、この場合、外面(ここでは体力と考えます) もです。
しかし、作曲家で言うなら、ベートーヴェンなどの、精神も身体も極限の状態へ追い込まれてこそ、この世に生み出された傑作と言うものがたくさんあります。
さて。この現実の難しさや厳しさは常なるテーマではあります。それを書き始めると終わらないのでココでは控えますけど(笑)
でも、この本は、この現世の雑念にとらわれがちになる日常の中で、一番大切な気持ちを思い出させてくれる、私のバイブルみたいなもの。
みなさんも是非読んでみてください^^
きっと、あぁこれでいいんだ、という安堵と温かい気持ちになれるはずです。
あと、なんと言っても、絵がかわいらしいんですよ!癒されます!
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