2013年4月29日月曜日

終了しました ~ ベルネザール 4月28日(日)♪

2013年4月28日(日)

わたなべ音楽堂ベルネザール 14:30開演 (14時開場)
3,000円 (学生1,800円)  チケットお問い合わせは↓

takumi.tanaka@gmx.net または bellne_saal@topaz.dti.ne.jp

田中拓未サロンコンサートシリーズ Vol. 29

"デュオ・リサイタル"

J.S. バッハ : ヴァイオリンとチェンバロの為の6つのソナタより 第6番 BWV1019
L.v. ベートーヴェン : ピアノとヴァイオリンの為のソナタ 作品30-1 イ長調 第6番
R. シューマン : ヴァイオリンとピアノの為のソナタ 作品121 ニ短調 第2番

 
 
 ピアニストの田中拓未さんは、同じ留学地フライブルクで知り合ったピアニスト。彼が日本に帰国後に、「ドイツでは、音楽を楽しむことは、朝にパンを食べるように自然なこと。」と、音楽が生活の一部になって欲しいという思いから始められた彼の地元でのサロンコンサートシリーズは、なんと今年で6年目だそう。これまで何度か私にも出演依頼をいただき、今年も2年ぶりに、このわたなべ音楽堂で、いつも足を運んでくださる温かいお客様と時間を共有する機会を与えられたこと、とても嬉しく、また気の引き締まる思いもあります。今自分にできることの全てを費やせるように、そうして自分が音楽とそこにいる人々とを繋ぐ大きなパイプになれるように、当日まで進んでいこうと思います。

  今回のプログラムは私にとってどれも初めて取り組む作品ばかりでかなりのチャレンジですが、今の私にとって、やはり特筆すべきはシューマンです。

 精神障害を患っていたシューマンですが、だからこその人間の持ち得る感情の幅・可能性をここまで表現できたのではないかと感じます。まるで花びらが舞い落ちるときに表と裏が回転するように、音のひとつひとつで感情がめまぐるしく入れ替わり、それをしかし決して発作的でなく、あくまでも構成的に、そしてある意味客観的に体現している・・・ただただひれ伏す思いです。とてもエネルギーを要し、またエネルギーを与えられます。

  ・・・と、シューマンの作品の紹介はちょっと重く?なってしまいましたがっ!

 寒くて暗い冬から一気に開放され、太陽の光、木々の緑や花々の彩、生き物たち、人々の開放感、そんなドイツの春をイメージできる時間を、演奏会でみなさまと共有できることをとても楽しみにしています。
 
  

 さて!
 最高の青空と、多くの温かいお客様に恵まれて、昨日演奏会を終えることができました!
会場も2年ぶりでしたが、ますます音がなじむようになっていてとても弾き易かったです。

 個人的には、うあーまだまだだー!と思い知らされることが本当に多かったですが、私がしつこく書いてきた、シューマンの大作も何とか弾ききることができました!いや~。この曲、もっともっと弾いていきたい!
あとバッハ、全6曲中の後半4~6番は全て弾いたので、あとは前半3曲を挑戦したい。ベートーヴェンは残すは1番と4番の1楽章以外(学生時代に試験で1楽章だけ課題で弾いたという中途半端さ^^;)で全曲になります。

 あと少しだ!ベートーヴェンやっぱり本当に好きです。

そして、今回はこの田中拓未くんのサロンコンサートシリーズの常連のお客さまの中から、大きな花束とチョコレートをくださったお二方がいらして、終演後に直接お礼を申し上げられなかったのが心残りですが、そのお心に感激、そして本当に感謝の思いです・・・!ありがとうございました!



 あと、この日は両親の結婚記念日。 さらに両親の学生時代からの友人ご夫婦も、この2日後が結婚記念日・同じ年数!
 ということで、演奏会の後は、この二組の夫婦と、共通知人である先輩ピアニストと6人で、この素晴らしき記念日をおいしいディナーでお祝いしてきました~♪

 うーん、濃く充実した一日。全てに感謝です。

 もっともっと色んなことに意識を持って経験・吸収して内側に取り込んで、それを外側に還元していきたいです。

 まだまだ青い私ですが、みなさまからの叱咤激励を支えに、これからも自分なりに求めていきます!そしてそんな周囲のみなさまに感謝の気持ちを持ち続けることを忘れずに!です。
 これからもどうぞ宜しくおねがいいたします!
 

2013年4月27日土曜日

明日です!

 気が付いたらコンサートがもう明日!

 今日はピアニストのお宅で、最後のリハーサル兼ホームコンサートとして全て本番と同じように演奏してきました。
 この為に集まってくださった方々に心から感謝です!!
 そしてその中には、さらに明日の本番にも来てくださる方もいらして、なんて言ったらいいやら言葉もみつからないくらいありがたいです。やっぱりいろんな方に支えられてこうして自分がいるんだな~って感謝の気持ちあらためて!です。

 帰宅したらもう夕食の時間。昨夜チャチャっと作っておいた、チキンと野菜たっぷりのトマト煮を食べて、エネルギー補充もバッチリ!

 今回のプログラムは、全て初めてチャレンジする作品ばかりで、特にシューマンが大曲です。

 練習ではいろいろ苦しいことだらけです。でもまたお客さんと音楽・空間を共有できることが楽しみ。ほんとコレは最高の贅沢です。だから本番まで苦しくても続けられるんですね!

 さぁ、明日のドレスの確認しなきゃ!
 お天気にも恵まれそうです!
 今夜はぐっすり眠れますように。

 皆さまもどうぞ良い夢を・・・^^

2013年4月22日月曜日

一日のスタートに

 季節逆戻り?の寒い週末が過ぎて、今日はまた春の日差し!

 今朝は久しぶりにゆっくり朝ごはん。
 いつものコーヒーをカプチーノに♪

 最近流行りの豆乳で作るのだけど、成分無調整豆乳そのままだと青臭さがあるので、泡立てる時にお砂糖を少し加えます。

 このお砂糖も、黒糖やきび砂糖よりも「てんさい糖」だと臭みが消えて自然でやさしい甘みに仕上がること発見!!!うれし~♪

 ミルクフォーマーは、ドイツで400円くらいで買ってきた軽くてコンパクトなもの。良い仕事してくれます!

 いい気分で朝を過ごせると気持ちも頭もスッキリ!インスピレーションも高まる。

 一日のスタート、みなさんも良い時間を(^^)
 

2013年4月21日日曜日

大地震。

 
 先日の淡路島や三宅島での地震に続き、中国の四川省雅安市でも大地震が起き、大変な被害が及ぼされていますね。本当に胸が痛みます。

 雅安市から近い四川省の省都・成都市出身の中国人の友人(音楽家・ドイツ在住)に、ご実家は大丈夫かと問い合わせたら無事とのことで安心しました。

 成都市は私の出身地と友好都市でもあり、とても穏やかでいい所だと言う友人知人が身の回りに何人かいて、私は行った事はないものの身近に感じるところ。
 そして私の大好きなパンダのパンダ研究所もありますね。5年前の大地震でも大きな被害に見舞われていましたが、大丈夫なのでしょうか?


 さて、2011年の東日本大震災が起きたとき、演奏家は何ができたでしょうか?

 私がいた東京や首都圏でも、地震直後は予定されていた演奏会の殆どが公演中止となり、できることは何もなく、それぞれが日常をなんとか送っていくことに専念するばかりでした。なんともどかしかったこと。
 そしてそのうちチャリティコンサートで募金を集めたり、現地へ赴いて演奏をしたり、という活動へと移っていったのでした。

 私もその時の大地震のあと、3月末に長野県で出演した演奏会では、被災地へ祈りを捧げると共にそこで、被災地から届けられたある声に胸を打たれました。

  「みなさんのお陰で救援物資などがたくさん届きとても感謝しています。そして今私たちが欲しいのは合唱や音楽なんです。」

 音楽は人の心を癒したり力づけたりと、心を動かす大きな力を持っています。そこに音楽が必要とされているのなら、それが自分にしかできないことなのであれば、喜んでその役に立ちたいと改めて思うのです。

 映画『タイタニック』で船が沈没していく中で、最後まで演奏し続けた音楽家たちが話題になりましたが、あれはまさに音楽家の究極の姿と言えますね。


 東日本大震災の被害もまだまだ続く中、淡路島や雅安市の地震、そしてこれからも大地震はやってくるでしょう。

 いつ何がおきても後悔しないような日々の行き方。(・・・これって実はとても大変なことだと思います。でもそれを目指す、ということ。)

 そして、一人の人間として、また音楽家としてできること。
 
 私も、今できること、そして素直に自分がしたいと感じることを精一杯やっていこうと思います。
 
 

2013年4月13日土曜日

『The Giving Tree』

 私の大好きな絵本。 子供の頃、当時習っていた英語の先生から頂いたもの。

 「これとてもいい本なのよ、簡単だからなっちゃんでも読めるから!」
 ・・・確かに、日本の中学生以下の英語力で充分分かります。(むしろ私には丁度良い^^;)

 高校生くらいにふと思い出してこの本を開いてみて、読み進むほどに涙が溢れました。それから何度も読んでみるのだけど、そのたびに欠かさず涙が出ます。
 とにかく胸がいっぱいになるんです。

 一応、簡単に説明すると、一本の木と男の子の一生のお話で、『無償の愛』を描いています。見返りを求めず、相手が必要としているものを必要としている時に与える、自分の身の全てを捧げることを何もいとわず。

 正に、その名の通り、『与える木 - The Giving Tree』。

 わが身の全てを残らず与え、最後に本当に幸せを得るんですねぇ。残るのは物質の豊かさではなく、心の豊かさです。

 実際に、人間の人生でそれを置き換えたら、どうでしょう。
 与え続けて、最後に自分の人生は幸せだった!と思える時は、擦り切れ果ててボロボロになっている時かもしれません。。
 

 そこで、音楽を演奏することで人に何かを伝えるには、自分の身がボロボロでは残念ながら厳しいものがあります。提供するものがなければ提供できません。内面はもちろんですが、この場合、外面(ここでは体力と考えます) もです。

 しかし、作曲家で言うなら、ベートーヴェンなどの、精神も身体も極限の状態へ追い込まれてこそ、この世に生み出された傑作と言うものがたくさんあります。


 さて。この現実の難しさや厳しさは常なるテーマではあります。それを書き始めると終わらないのでココでは控えますけど(笑)


 でも、この本は、この現世の雑念にとらわれがちになる日常の中で、一番大切な気持ちを思い出させてくれる、私のバイブルみたいなもの。


 みなさんも是非読んでみてください^^

 きっと、あぁこれでいいんだ、という安堵と温かい気持ちになれるはずです。

 あと、なんと言っても、絵がかわいらしいんですよ!癒されます!
 
 

2013年4月9日火曜日

出会わないことに出会う、とは?


    GESTALT GEBET
    ゲシュタルトの祈り

   Ich lebe mein Leben und du lebst dein Leben.
   私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。

   Ich bin nicht auf dieser Welt, um deinen Erwartungen zu entsprechen -
   私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。

   und du bist nicht auf dieser Welt, um meinen Erwartungen zu entsprechen.
   そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。

   ICH BIN ich und DU BIST du -
   私は私。あなたはあなた。

   und wenn wir uns zufällig treffen und finden, dann ist das schön,
   でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。

   wenn nicht, dann ist auch das gut so.
   たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
  
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 新年度も始まり、別れもあれば出会いにも溢れる時期ですね!
 私も、最近色んな分野の色んな方との出会いが増えていて世界も広がり、日々とても新鮮な刺激を与えられています!
 そして、まだまだ出会っていない人たちもたくさんいます!

 『出会い』というところで、興味深い文を見つけました。
 それを解説してくださっている投稿があったので是非ご覧ください。
↓↓↓↓↓


 出会いのことはちょっと置いておきますが、この解説の中で、おーっと思ったところ。

 「私たちはよりよい状態である事を願い、そうなろうとする事(ポジティヴだとか前向きだとか)を良い事だと考えるように訓練されています。しかしパールズによればこれは「自虐」であり「ポジティヴ教の信者」なのです。」

 なにしろ、私の場合はヴァイオリンですが、特に芸術やスポーツなど、終わりなくより良いもの・進化を求めて日々精進している者にとって、まさにここで言う「ポジティヴ教の信者」にもれなく当てはまるのではないかと。。
 いつも客観的に分析して改善策を見出していくということが、もはや生活全般においてもクセになっている私にとっては、この内容はある意味とても気持ちよく感じられました。

 先月の投稿"おもうこと。 "でも少し触れた、Don't think, feel!! と、私の中で繋がるものもあります。


 「私は私、あなたはあなた。」  自分を生きること。
 「出会えないことに出会っている」  すべてが出会い。

 そして、
 「今あるもの、すべてに出会う事。それが壊れているなら、治さない」   あるがままに。


 そう。あるがまま、もっともっと自分らしく、いつ天災が来ても、ミサイルが飛んできても後悔のないように、自分の気持ちに素直に自然に従って、それを求めて日々を生きていきたいなぁと改めて感じる新年度の今日このごろ^^


 出会うことも出会わないことも素晴らしい、どちらも出会い。

 みなさまにもそんなステキな出会いがたくさんありますように!
 そしてのびのびと日々を謳歌できますように!


2013年4月6日土曜日

エル・グレコ展~下町散歩。

 今日は午後から雨模様になりましたが、昨日はまるで初夏のような一日でしたね!
 昨日は、朝からのリハーサルを終えたあと、7日まで開催の『エル・グレコ展』に滑り込んできました。

 恥や批判を承知で言ってしまいますが、、、

 今までバロックやルネッサンスの宗教画には、もはや退屈で見飽きていた、というのが正直なところです(スミマセン!なんとヒドイ・・・お恥ずかしい限りです)。
 それが「最近の」私にとっての宗教画でしたが・・・。。。

 すべてを覆されました!!

 先日観たルーベンスとは30年ほどしか違わない時代に、しかもエル・グレコの方が古いのですが・・・もはや斬新ささえ感じました。

 その存在感。でも決して押し付けではない。
 展示されていたご本人のメモなどの文献によると、観る者にいかにもっとも美しいバランスで表現して伝えるか、ということを、とっても研究なさっていたようです。

 いや~、難しいことは何も言えません。
 ただただ、圧巻でした。。
 「まいりました~!」


 圧倒されながら、とても充実した気分。


 そのあと所用のため御茶ノ水から小川町の都営線へ乗り換えだったのですが、お天気の良さ、気分の良さ、なんだかそのまま歩きたくなり、小川町から神保町まで「一駅散歩」してしまいました。


 この辺りを歩いたのは生まれて初めてで、靖国通り沿いに神田小川町にはひたすらスポーツ用品店が立ち並び、神田神保町は噂通り古本屋さんがひたすら連なるという光景・・・!おもしろい!!!

 下町っていいですねえ!
 東京に住んでいながら東京をぜんぜん知らないんだなぁ、もっと知りたいなあ!って思いました。


 さぁ、長くなりましたが、ここで特筆したいこと。

 充実の一日だったので、帰宅してからの練習もいつもよりはかどった!

 気持ちが満足って言っていますよ!笑
 そして一日たった、雨の今日でもまだまだ続いています。

 これはまさに、アートの力、気候、そして軽い運動効果??

 セールで買い物するよりもずっと満足。(例えがカルくてごめんなさい~)


 そして、明日ももっと充実させますよ~!
 
 みなさまも心の充実を得て、良い日曜日をお過ごしくださいね^^
 
 

2013年4月5日金曜日

小澤さん!

 先ほど、NHKの番組に小澤征爾さんが生出演されたのを観ました。
1年以上の休養をされていて、つい先日、10分間舞台で指揮されたことも話題になりましたが、何よりお元気そうなお姿を久しぶりに見ることができて、本当~~に!嬉しくなりました!!!
  そして、今までよりも時間がある今、もっともっと勉強したい!!とおっしゃられておりました。もうどこまでも頭があがりません・・・!
また音楽を爆発させて届けてくださるのを、私たちはもういつまでだって待ちに待っています!!

 小澤さんが仰った言葉。「音楽ってすばらしいな」

2013年4月3日水曜日

ルーベンスの赤

 今日はいつもの渋谷駅乗り換えの時に、とっさに降りて、Bunkamuraで開催されているルーベンス展に寄ってきました。

 展覧会に行くのが好きです。とっさに行くのもね(笑)

 今日はなんか久しぶりな気分。一番最近行ったのは1月、東京都現代美術館で開催されていた『アートと音楽』展。その前は昨年10月にブリジストン美術館での『ドビュッシー展』か。

 ・・・好きな割りにたくさん行けてないのが現実だわ。。(笑) いやいや、だからこそ今日やっと行けて嬉しかった!

 音楽も美術も、『アート』って、受け手側が自由に感じていいもの。 誰でもいつでも、自由でいられるもの。
 そこが何よりの魅力だと思う。

 私も、詳しいこと何も知らないし分からない。絵の構図がどうだとか、どんな材質だとか、専門的なこと一切!

 でも、とにかく直接この目で見て、自分なりに「何か」を感じる。
 その感覚や空間が好き。

 今日のルーベンスの絵で私が気になったのは、絵の中に必ずといっていいほど現れる『赤』い色。
 朱色っぽい、オレンジががった、強い情熱的な赤というより、温かみのある赤っぽい色。

 とくに印象的だったのは、イエスが死後3日で復活した瞬間の絵。

 なぜインパクトあるんだろう?って思ったら、
 イエスの傍らで彼にかかった白い布を持っている天使が、全身に赤い布を纏っている!(大抵は白い布か裸)
 しかもその天使の姿は、たくましく瑞々しい青年。

 なんとも、イエスが生き返った、その生命感やエネルギーを感じたなぁ。

 そして赤って、血とか温度(温かみ)をイメージさせる、まさに命を連想させるのね。
 

 そんな事感じながら、楽しんできました(^^)


 最後に、展示作品リストのパンフレットのラストに載っていた、ルーベンスの言葉を引用しますね^^


私は平和を愛する人間であり、策略やあらゆる種類の紛争をペストのように憎悪しています。そして、心の平穏の中に生き、公的にも私的にも、多くの人々のために役立ち、誰も傷つけないことこそが、すべての名誉ある人物の第一の願いであるべきだと信じています。全ての王と貴顕たちがこのような見解であるとは限らないことを残念に思うのです。王たちが犯すいかなる過ちにも、民衆は苦しむことになるのですから。―― 1635年8月16日 ルーベンスがペレスクに宛てた手紙より
 
 

2013年4月2日火曜日

新年度♪

 昨日から新年度が始まりましたね!
 今年は4月1日が月曜日。なんとキリがいいのでしょう!

 会社では入社式が行われて、各部署などで新入生歓迎会なんかで盛り上がる時期なんでしょうね。
 新しい仲間を迎えて新しい空気が混ざり、これからまたみんなが意識をひとつに持って仕事やプロジェクトをこなしていくんですね!
 私の生活にはないことなので、そういう環境にも憧れを抱くんですよ!想像しただけでワクワクドキドキします。(かなり勝手な想像ではありますが^^;)

 今も書きましたが、私の生活には『新学期』というものはないので、ただただこれまでもこれからも続いていく、そんな感じですが、でも世の中のこのワクワクした雰囲気、そしてなんといっても日本が誇る桜!この時期はやっぱり気持ちが踊ります!


 新しいことといえばタイムリーにも、今日、今月28日の演奏会の初リハーサルが行われました。
 今回演奏する3曲は、私にとって、どれも初めて取り組む作品ばかり!!
 新しい!!!
 脳みそがビリビリ!!

 3曲ともどっぷりとドイツの作品ですが、ドイツの春と言ったら、寒くて暗い冬から一気に命を取り戻したかのように芽を吹き出す植物たち、人々のソワソワ感、生きてるぞ!!ってエネルギーに溢れるこの季節が本当~にステキで、全身で思い出されます。

 聴いていただける方々に、少しでもその生命力、生きてるってスバラシー!って気持ちになっていただけるように、練習も勉強も頑張っていきたいと、今日あらためて思いました。

 なんか、新学期って、気持ちがフレッシュで前向きになれていいですね!!
 
 みなさまにもたくさんの希望がありますように♪
 
 
 

2013年4月1日月曜日

中学3年間。

 最近あらためて感じること。

 ミッションスクールの中学校での生活。

 私はキリスト教徒でもないし、なるつもりも予定も無いけど、あの3年間の生活が今の自分に大きな影響を与えてくれているんだなぁと改めて思う今日この頃。

 3年間、毎日毎日行われた礼拝。クラスで朝礼と帰りの礼拝、定期的に中学合同、時に全校礼拝(高校まで一貫教育)など。その礼拝のお祈りの中で、必ずといっていい繰り返された言葉。

 例えば「世界には飢えや渇きに苦しんでいる人たちがいますが、その方たちにわたくしたち以上の恵みがありますように・・・」

 正直、定形文のように、決まり文句のように、「とりあえず」唱えていたかもしれない(笑)。それでも、いつもそういう気持ちや考えに触れながら生活していた事で、それは自分の細胞に染み込んでいくものなんだと思う。

 漠然とした大きな発言かもしれないけど、世界から戦争がなくなって欲しい。みんなお互いを認め合って助け合って仲良くなれたらいいのに。音楽にはその力があるはずだし、自分も音楽をやっている以上何かその役に立ちたい、どんな小さなことでも。っていつも思ってきた。

 「自分の人生や幸せ」について考えて悩むことは当然あるし、むしろそれは日常のことでもあるけど、『自分が幸せになること』と、『人のために』ということは、正反対のようで同じことなんだという事も、最近改めて感じるようになり、そこでもあの3年間がふと頭をよぎるようになった。

 もちろん、このようなキッカケでなくても、あらゆる体験から同じ考えを持つことはできるし、キリスト教に限らず、世界中に共通する考え方だと私は思う。

 私の場合はそれが偶然ミッションスクールでの体験によって、よりスムーズに導いてもらえたと思っているし、毎日教えられてきたことが、年齢を重ねてきたことで、実感として結びついてきたのかもしれない。
 
 さぁ、今の自分にできることを精一杯やっていこう。ワクワクしながら!