2011年4月24日(日)
わたなべ音楽堂 開演14:30 3,000円
”田中拓未 サロンコンサートシリーズ Vol.21”
~デュオ・リサイタル~
J.バッハ : チェンバロとヴァイオリンの為のソナタ ヘ短調 BWV1018
J.ブラームス : ピアノとヴァイオリンの為のソナタ イ長調 第2番
L.v.ベートーヴェン : ピアノとヴァイオリンの為のソナタ ト長調 第10番
今年もこのコンサートの場に立たせていただける時が来ました。
ドイツ・フライブルクの留学仲間であるピアニストの田中拓未さんが年4回で毎年続けているサロンコンサートシリーズも、気がつけばもう21回目。
今回はバッハの5番とベートーヴェンの10番が初挑戦です。また何度か弾いてきたブラームスの2番。どれもやはり同じように新鮮で、本番一体どんな音楽になるのか・・・今からドキドキです。楽しめたらいいなぁ・・・。
木でできた温かみのある会場、とにかくアットホームで、住宅街にあり、本当にサロンコンサートの雰囲気が楽しめます。休日の遠足のような感じで、午後のひと時を楽しみに、是非足をお運びください。
帰国した直後の3年前からこのシリーズに出させていただいて、今回でもう4回目になりました。
その今回、何より驚かされたことは、会場の響き。いつものように、本番前のリハーサルで音を出した瞬間に、明らかに変化を感じました。会場の木が、音をやさしく受け止めてくれるようになったようです。聞けば、このホールができてから5年が経ったそう。また、木の塗料も音に影響するとかで、まるで弦楽器と同じだ!(塗料=ニス)と思いました。ホールは楽器。本番も今までで一番弾きやすかった!
今回の収穫というと・・・まず演奏より何より、またも肩当て問題で、本番前のピアニストとの初合わせであまりにうまく行かず、もーめずらしく悔し泣き状態。そして結局そのお陰か、改めて視点を変化・組み合わせて必死の調整が功を奏し(?)、かなりいい状態を作ることができ、本番もとても力が抜けてラクに弾けた・・・!これは最大の収穫と言えるかも。
ヴァイオリン(やヴィオラ)は、凸凹した身体に、曲線の楽器をしっくりとはめなければいけないので、これがなんと難しいことか・・・!でも、身体を壊したくないので、いかに身体に負担が無い中で楽器を安定させるか・・・究極の問題です。身体の大きな外人さんが羨ましいなぁ。
今回の新しいレパートリーも何度か弾いてきた曲も、冒険でした。どれももっともっと何度も弾いて深めていきたい曲ばかり。こういう傑作を残してくれた作曲家と神様に心から感謝です!
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