2009年4月29日水曜日

♪終了しました~水戸にて♪

4月26(日)、27(月)、28日(火)

"水戸室内管弦楽団第75回定期演奏会"

メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲 第1番 ト短調 作品25
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」




小菅優, ピアノ
小澤征爾, 指揮
小澤征悦, 朗読
東京オペラシンガーズ, 合唱
水戸室内管弦楽団

今回、水戸室内管弦楽団に初めて出演させて頂くことになり、今からドキドキしています・・・精一杯がんばります!大好きなメンデルスゾーン、しかも『真夏の夜の夢』を演奏できるなんてホント幸せです。実は茨城県にも初めて足を踏み入れるので、それも楽しみのひとつ♪28日の演奏会は茨城県域NHKデジタル放送で生中継、千波公園ふれあい広場で大スクリーンでお楽しみ頂けるようです。入場無料のようなのでお近くの方は足を運ばれてみてはいかがですか?(詳細) お天気に恵まれることを祈って!


♪終了いたしました
初めての水戸室内管弦楽団での3日に渡る公演。ここでもまた多くの方々にお世話になり、お陰で心地よく過ごすこともでき、何から何まで心から感謝です。先輩の話によると、今回の『真夏の夜の夢』では水戸室内では過去最大規模といえる人数での公演になったそうで(オケも大きく、ソリストの歌手にコーラス、そして語り!)、とても賑やかでした。そして小澤征爾さん&征悦さんの親子共演がこれまた親しみ溢れた楽しい空気を生み出し、和気あいあい。それからピアニストの小菅優さんは体中から音楽が溢れて溢れて仕方がないほど生きた音楽を聴かせてくれて、時間を忘れて感動しつくしました!これからも一ファンとして心から応援しますっ!大好きなメンデルスゾーンを、大好きな小澤さんと、ステキなソリストや先輩方たちと一緒に音楽できたこと、本当に幸せモノです・・・!


  



ココからは余談ですが。
水戸と言えば・・・水戸黄門!?(ホントに余談!)実は隠れファンの私(夕方の再放送・・・汗)、しっかり駅前で写真をパチリ。



最終公演に駆けつけてくれた母と叔母と3人で、次の日には日本三大庭園のひとつの『偕楽園』にも足を運んできました。

広さは日本1位、世界2位だそう、すごい!確か100種類以上の梅の木が2000本だったかな?今は梅の花はもう終わっていて、所々かわいい実がぶらさがっていましたが
今のメインはつつじ!好文亭の最上階からの眺め、ど~だ!ほんと広いねぇ~

  




 水戸黄門のモデル、徳川光圀さま。


 へ~、なんかイメージが・・・



      

     そして。
     最終公演後の〆のデザート
     濃厚なちょこれーとあいす♪




・・・あれ、オフのリポートばかりになっちゃった。汗
 
 

2009年4月22日水曜日

太郎の神話

 
 先週のTV番組『美の巨人たち』は岡本太郎の巨大壁画『明日の神話』についてを観て・・・

ガツンときた岡本太郎の言葉:
 「感動した自分を乗り越えなければならない。乗り越えられようが乗り越えられまいがそういう意思を持つことが大切。」

ガツンときた事:
 乗り越えようとしている彼のエネルギーのすさまじさ。そのエネルギーが戦争の悲惨さを訴える気持ちとして爆発している姿。ちなみに彼の有名な言葉「芸術は爆発だ」の爆発とは、全生命が瞬間にひらききること→原爆の事を示しているとのこと。


 最近感じたこと。作品を書き上げた作曲家のエネルギーの凄さ。日頃、その作品に感動し、あれやこれやと創造を膨らませてみたりしても、何のこっちゃ何も足りていない。それ以前にまず、無から作り上げた作曲家のエネルギーの大きさをまず感じ、さらにそれを伝える身としてそれ以上にエネルギーを持って作品に向かい合わなければいけない。
 


  ・・・まずは何か食べようっと。。
 
 

2009年4月15日水曜日

歌舞伎座ふたたび。

 
 あの感動から再び!?(記事) 歌舞伎座へ行ってきました~♪

 今回は2月に共演した仲間3人(記事)で観劇してきました。当時リハーサルの合間の休憩時に、私が初歌舞伎で感動した話をしたらすっかり盛り上がって、3人で観に行こう!という事になり、先日満を持して遂に行ってきたわけです。

 今回は4月夜の部、最後にはあの有名な『曽根崎心中』。いや~重かった・・・命は大切にしなければいかんです・・・!休憩時には歌舞伎座で売っていたお寿司のお弁当に舌鼓。夜の歌舞伎座の姿もまた風情がありました。

   

 座席は一番上の3階席だったので、掛け声っていうんでしょうか?「なかむらや!」とか「はりまや!」などの通の掛け声が周りから飛び交って、かなりの臨場感!先日ある番組で梅沢富美男さんが、歌舞伎の場合はあの掛け声(?)があって演目が成り立つんだとおっしゃっていましたが、それを体感した気がします。ちなみに気になって調べてみたら、こんなサイトを見つけました→ご機嫌!歌舞伎ライフ

 個人的には、一つ目の主役の中村吉右衛門さまがステキだったなぁ☆
 うーむ、2回観ると、3回、4回と観たくなってしまいます・・・また観に行ったりして。しかも歌舞伎座が取り壊される前に!
 

2009年4月13日月曜日

♪終了しました~ブラームス全曲♪

2009年4月12日(日) 
14:30開演 わたなべ音楽堂ベルネザール 2,700円

【田中拓未サロンコンサートシリーズVol.9】

ブラームス:ピアノとヴァイオリンの為のソナタ全3曲
J. Brahms : 3 Sonaten für Klavier und Violine

第1番 ト長調 作品78 第2番 イ長調 作品100 第3番 ニ短調 作品108

Piano, 田中拓未 Takumi TANAKA
Violin, 竹原奈津 Natsu TAKEHARA


 ・・・中々すごいプログラムだと思いませんか???○○○全曲演奏会とかシリーズとしてチクルスとかありますけど、よくやるな~なんて思ってはいたもののまさか自分がブラームスのソナタ全曲演奏会をするとは思ってもいませんでした。。ピアニストの田中拓未さんの提案なのですが、実は昔からの夢だったそう。そして今回彼の、自身の誕生日プレゼントとして夢を実現してみたいとのお話。・・・となれば断る理由がありません!何事も(?)キッカケですっ、これを機に私もチャレンジ!いざ改めて3曲続けて弾いてみると、それぞれのキャラクターがクッキリと浮き彫りになってきます。特に3番は数年ぶりに取り組むもので、改めての発見が多く、やり甲斐も満点♪そしてこのサロンコンサートシリーズでお客さんと再びお会いできるのも今から本当に楽しみです。よ~し、がんばろっ!


 ♪終了いたしました♪
 この濃密なプログラム。一体どうなるかなと思っていましたが、演奏する私たちだけでなくお客様と一緒にみんなでブラームスの世界にどっぷり集中して、すっごく楽しめました!それにピアニストのお誕生日だった事もあって、ハッピーな雰囲気になったのもステキでした。このサロンコンサートシリーズ、今回9回目になりますが、1回目から1度も欠かさずにいらしているお客さんもいらっしゃるとか。小さな空間で生演奏をダイレクトに受け取る事ができるって贅沢だなぁと思います。お客さんも演奏者も、お互いにホントに目の前ですから!大きなコンサートホールでは感じられない臨場感で、音楽や演奏者を身近に感じてもらえたら、またそこから何か力になれたら、演奏家としての役割を少しでも果たせたかなぁと何より嬉しく思います。今回もお世話になった田中拓未君、いつも素晴らしいサポートをしてくださるスタッフの皆さま、わたなべ音楽堂さま、そして足を運んでくださった方々、ありがとうございました!またお目にかかれるのを楽しみにしています♪

2009年4月10日金曜日

あと2日

 今日は、12日の演奏会の為の最後の合わせでした。
 いや~思ってはいたものの、やっぱりブラームス3曲はけっこうハードです~っ!1、2、3番という流れでの、いい配分がモノをいいそうです。でも一人の作曲家の世界に浸かれるので、そういう面ではかなり集中できると思いました。がんばろう・・・!

 同じ全曲でも、先日シュロモ・ミンツの『パガニーニの24のカプリスop.1全曲』という信じがたいプログラムのリサイタルを聴いてきました。。あんな偉業を成し遂げられるなんて・・・私だったら思いもつかない事を実際に実行してしまう・・・世の中すごい人がいるもんです・・・あっけにとられて家に帰ってきました。

2009年4月6日月曜日

海の向こうからのメール

 
 メールチェックをしたら、見覚えの無いアドレスからのメール。一応ウイルスとか迷惑メールとかも警戒しつつチェックしてみたら、差出人がハングル文字。何となく直感で「・・・!」、受信してみたら、なんとフライブルク時代の友達からでした。

 ドイツの音大での同じ門下生で、彼女は韓国の音大に行かずにフライブルクの音大で1年生から学んでいたので、私が音大に入学(正確には編入)したより先にいて、卒業は私の後でした。すごくおだやかで心優しくかわいげのある子で、門下の最初の顔合わせの時からとても親しみを持って仲良く接してくれて、何も分からない私にとっては本当に救われる存在の1人でした。

 門下の集まりがあったりすると、私と同時に編入してきた中国人の男の子(しかも私と同じ年!)と日・中・韓の3人で話に花が咲く事も多かった。やっぱり欧州にいるとアジア人には親しみが沸くようで、今までまったく知らなかったお互いの共通点や違いがたくさん見えてきて、親しみとアイデンティティに目覚めたり、歴史的・政治的な問題とか多くても、1人1人は同じ人間同士で、国境を超えた絆が芽生えました。あ、それはもちろんアジアに限ったことでなくいろんな国の人同士にあてはまった事ですが。

 そういえばドイツへ行って間もない頃こんなことがありました。
 ある時、オーケストラの本番の為の移動のバスの中で中国人の友達と楽しくお喋りしていたら、それを見ていたフランス人の友達が不思議そうに、また少しおかしそうに
「君達なぜドイツ語で喋ってるの?」
始め、質問の意味がハテナだったのですが、彼らにとってアジア人はみな同じに見えていて、言語も同じだと思っている人が、実は多くいるようで・・・まだまだアジアへの認識の遅れというか、その時目の当たりにしました。
「我々は中国と日本で国も違うから言葉も違うのよ」と話すと、
「え?でも中国と日本って仲が悪いんじゃないの?」
またも我々は一瞬あっけにとられながらも、
「それは政治上の問題かもしれないけど我々にはそれは問題ではないのよ!」
へ~・・!と、フランス人の彼が人生で初めて接した事柄のような表情をしていたのが印象的でした。

 まぁ、アジア人同士がドイツ語で会話しているのを面白がられるのはたびたびありましたけどね。例えばポーランド人とスペイン人がドイツ語で会話してても、同じことだと思うんですが、アジア人の場合は見た目の問題でどこか滑稽さを感じるんでしょうね。欧米人とアジア人の見た目の違いはどうにもなりません。


 話は戻りますが、韓国人の留学生も多かったので彼らとの交流も多く、向こうで知ったお互いの事、そこから芽生えた絆・・・日本にいる方が距離が近いのに実はお互い知らない事だらけなんだなぁと実感。ってよくある話のようですが。。やっぱり欧米人よりも文化とか習慣とか似たところがたくさんあり、近しい仲間であり、そして欧米とかアジアとか越えて同じ人間であり、またアジアから遠く離れたヨーロッパで西洋音楽を愛して学ぶ仲間同士の共通点がなおさら絆を深めていたのかもしれません。

 ヨーロッパに行って考えさせられたアジア人の関係。おもしろいキッカケです。


 メールをくれた彼女は、フライブルクを卒業した後この先どうしようと悩んでいましたが、今フランス・アルザス地方のストラスブールの音大で勉強を続けて、この夏に卒業したら、いよいよ韓国に帰るとのこと。私が日本に帰るときに招待したパーティに来てくれて、その時に渡した私のメールアドレスを今まで保管していてくれて、一年以上経った今、私のことを想って連絡をくれて、ありきたりの言葉ですが、感動。人の温かい心に触れたときに幸せに感謝したくなります!


 彼女への返信にも思わず書いたこと。「今よく考えるの、フライブルクでは素晴らしいことに溢れていたけど、一体なにが素晴らしかったんだろうって。それは、街であり、自然であり、人々であり・・・、そして、そこで出会った友達たちであること。みんなに感謝してる。」

 「いい仲間」に国境も人種も関係ありません。近い将来、必ず彼女と再会できますように・・・!

 

2009年4月3日金曜日

さくら~

先日、初めて福岡を訪れました!
本番の為に行ったのですが、お天気もバッチリ晴れたので、空き時間にしっかりお花見してきちゃいましたよ~♪ハードスケジュールと移動で疲れていたけど、行ってきて良かった~!

今回は写真リポートで☆

市内の公園の王道?大濠公園へ足を運んできました。

すっかりお花見祭りになっていて、

      
       ちょうちんに屋台も並び、

          
            桜の下で、

              
                 たこ焼きに舌鼓。。

                        花よりたこ焼き??


タクシーの運ちゃんの話によると既にピークは過ぎているとのことでしたが、
東京より一足先に桜を一望!


お花見エリア確保のブルーシートが隙間から見えます・・・


園内の池ではカモメたちもプカプカ気持ち良さそう!


                             (池でカモメ・・・)


          は~い。

肝心の本番はアクロス福岡のホールでした。真っ先に目が行ったのが、天井の照明。雪の結晶のかたまりのような、ワタのような・・・!

   

リハーサル前にこの照明を写メールしてる人、私以外にも見かけましたよ♪
キレイですものね!

う~ん、本番が続くと体力・精神共にハードだけど、いい気分転換ができると、よ~しまた頑張ろう!って気持ちになりますねぇ♪

あ、初めての福岡もなんだかとってもいいところで、もっと満喫したい街でした!とはいえ、本番で訪れると大抵は時間が限られているのでそれは叶いませんが、今回はこの季節にお花見できただけでもラッキーでした!