2009年4月29日水曜日

♪終了しました~水戸にて♪

4月26(日)、27(月)、28日(火)

"水戸室内管弦楽団第75回定期演奏会"

メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲 第1番 ト短調 作品25
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」




小菅優, ピアノ
小澤征爾, 指揮
小澤征悦, 朗読
東京オペラシンガーズ, 合唱
水戸室内管弦楽団

今回、水戸室内管弦楽団に初めて出演させて頂くことになり、今からドキドキしています・・・精一杯がんばります!大好きなメンデルスゾーン、しかも『真夏の夜の夢』を演奏できるなんてホント幸せです。実は茨城県にも初めて足を踏み入れるので、それも楽しみのひとつ♪28日の演奏会は茨城県域NHKデジタル放送で生中継、千波公園ふれあい広場で大スクリーンでお楽しみ頂けるようです。入場無料のようなのでお近くの方は足を運ばれてみてはいかがですか?(詳細) お天気に恵まれることを祈って!


♪終了いたしました
初めての水戸室内管弦楽団での3日に渡る公演。ここでもまた多くの方々にお世話になり、お陰で心地よく過ごすこともでき、何から何まで心から感謝です。先輩の話によると、今回の『真夏の夜の夢』では水戸室内では過去最大規模といえる人数での公演になったそうで(オケも大きく、ソリストの歌手にコーラス、そして語り!)、とても賑やかでした。そして小澤征爾さん&征悦さんの親子共演がこれまた親しみ溢れた楽しい空気を生み出し、和気あいあい。それからピアニストの小菅優さんは体中から音楽が溢れて溢れて仕方がないほど生きた音楽を聴かせてくれて、時間を忘れて感動しつくしました!これからも一ファンとして心から応援しますっ!大好きなメンデルスゾーンを、大好きな小澤さんと、ステキなソリストや先輩方たちと一緒に音楽できたこと、本当に幸せモノです・・・!


  



ココからは余談ですが。
水戸と言えば・・・水戸黄門!?(ホントに余談!)実は隠れファンの私(夕方の再放送・・・汗)、しっかり駅前で写真をパチリ。



最終公演に駆けつけてくれた母と叔母と3人で、次の日には日本三大庭園のひとつの『偕楽園』にも足を運んできました。

広さは日本1位、世界2位だそう、すごい!確か100種類以上の梅の木が2000本だったかな?今は梅の花はもう終わっていて、所々かわいい実がぶらさがっていましたが
今のメインはつつじ!好文亭の最上階からの眺め、ど~だ!ほんと広いねぇ~

  




 水戸黄門のモデル、徳川光圀さま。


 へ~、なんかイメージが・・・



      

     そして。
     最終公演後の〆のデザート
     濃厚なちょこれーとあいす♪




・・・あれ、オフのリポートばかりになっちゃった。汗
 
 

2009年4月22日水曜日

太郎の神話

 
 先週のTV番組『美の巨人たち』は岡本太郎の巨大壁画『明日の神話』についてを観て・・・

ガツンときた岡本太郎の言葉:
 「感動した自分を乗り越えなければならない。乗り越えられようが乗り越えられまいがそういう意思を持つことが大切。」

ガツンときた事:
 乗り越えようとしている彼のエネルギーのすさまじさ。そのエネルギーが戦争の悲惨さを訴える気持ちとして爆発している姿。ちなみに彼の有名な言葉「芸術は爆発だ」の爆発とは、全生命が瞬間にひらききること→原爆の事を示しているとのこと。


 最近感じたこと。作品を書き上げた作曲家のエネルギーの凄さ。日頃、その作品に感動し、あれやこれやと創造を膨らませてみたりしても、何のこっちゃ何も足りていない。それ以前にまず、無から作り上げた作曲家のエネルギーの大きさをまず感じ、さらにそれを伝える身としてそれ以上にエネルギーを持って作品に向かい合わなければいけない。
 


  ・・・まずは何か食べようっと。。
 
 

2009年4月15日水曜日

歌舞伎座ふたたび。

 
 あの感動から再び!?(記事) 歌舞伎座へ行ってきました~♪

 今回は2月に共演した仲間3人(記事)で観劇してきました。当時リハーサルの合間の休憩時に、私が初歌舞伎で感動した話をしたらすっかり盛り上がって、3人で観に行こう!という事になり、先日満を持して遂に行ってきたわけです。

 今回は4月夜の部、最後にはあの有名な『曽根崎心中』。いや~重かった・・・命は大切にしなければいかんです・・・!休憩時には歌舞伎座で売っていたお寿司のお弁当に舌鼓。夜の歌舞伎座の姿もまた風情がありました。

   

 座席は一番上の3階席だったので、掛け声っていうんでしょうか?「なかむらや!」とか「はりまや!」などの通の掛け声が周りから飛び交って、かなりの臨場感!先日ある番組で梅沢富美男さんが、歌舞伎の場合はあの掛け声(?)があって演目が成り立つんだとおっしゃっていましたが、それを体感した気がします。ちなみに気になって調べてみたら、こんなサイトを見つけました→ご機嫌!歌舞伎ライフ

 個人的には、一つ目の主役の中村吉右衛門さまがステキだったなぁ☆
 うーむ、2回観ると、3回、4回と観たくなってしまいます・・・また観に行ったりして。しかも歌舞伎座が取り壊される前に!
 

2009年4月13日月曜日

♪終了しました~ブラームス全曲♪

2009年4月12日(日) 
14:30開演 わたなべ音楽堂ベルネザール 2,700円

【田中拓未サロンコンサートシリーズVol.9】

ブラームス:ピアノとヴァイオリンの為のソナタ全3曲
J. Brahms : 3 Sonaten für Klavier und Violine

第1番 ト長調 作品78 第2番 イ長調 作品100 第3番 ニ短調 作品108

Piano, 田中拓未 Takumi TANAKA
Violin, 竹原奈津 Natsu TAKEHARA


 ・・・中々すごいプログラムだと思いませんか???○○○全曲演奏会とかシリーズとしてチクルスとかありますけど、よくやるな~なんて思ってはいたもののまさか自分がブラームスのソナタ全曲演奏会をするとは思ってもいませんでした。。ピアニストの田中拓未さんの提案なのですが、実は昔からの夢だったそう。そして今回彼の、自身の誕生日プレゼントとして夢を実現してみたいとのお話。・・・となれば断る理由がありません!何事も(?)キッカケですっ、これを機に私もチャレンジ!いざ改めて3曲続けて弾いてみると、それぞれのキャラクターがクッキリと浮き彫りになってきます。特に3番は数年ぶりに取り組むもので、改めての発見が多く、やり甲斐も満点♪そしてこのサロンコンサートシリーズでお客さんと再びお会いできるのも今から本当に楽しみです。よ~し、がんばろっ!


 ♪終了いたしました♪
 この濃密なプログラム。一体どうなるかなと思っていましたが、演奏する私たちだけでなくお客様と一緒にみんなでブラームスの世界にどっぷり集中して、すっごく楽しめました!それにピアニストのお誕生日だった事もあって、ハッピーな雰囲気になったのもステキでした。このサロンコンサートシリーズ、今回9回目になりますが、1回目から1度も欠かさずにいらしているお客さんもいらっしゃるとか。小さな空間で生演奏をダイレクトに受け取る事ができるって贅沢だなぁと思います。お客さんも演奏者も、お互いにホントに目の前ですから!大きなコンサートホールでは感じられない臨場感で、音楽や演奏者を身近に感じてもらえたら、またそこから何か力になれたら、演奏家としての役割を少しでも果たせたかなぁと何より嬉しく思います。今回もお世話になった田中拓未君、いつも素晴らしいサポートをしてくださるスタッフの皆さま、わたなべ音楽堂さま、そして足を運んでくださった方々、ありがとうございました!またお目にかかれるのを楽しみにしています♪

2009年4月10日金曜日

あと2日

 今日は、12日の演奏会の為の最後の合わせでした。
 いや~思ってはいたものの、やっぱりブラームス3曲はけっこうハードです~っ!1、2、3番という流れでの、いい配分がモノをいいそうです。でも一人の作曲家の世界に浸かれるので、そういう面ではかなり集中できると思いました。がんばろう・・・!

 同じ全曲でも、先日シュロモ・ミンツの『パガニーニの24のカプリスop.1全曲』という信じがたいプログラムのリサイタルを聴いてきました。。あんな偉業を成し遂げられるなんて・・・私だったら思いもつかない事を実際に実行してしまう・・・世の中すごい人がいるもんです・・・あっけにとられて家に帰ってきました。

2009年4月6日月曜日

海の向こうからのメール

 
 メールチェックをしたら、見覚えの無いアドレスからのメール。一応ウイルスとか迷惑メールとかも警戒しつつチェックしてみたら、差出人がハングル文字。何となく直感で「・・・!」、受信してみたら、なんとフライブルク時代の友達からでした。

 ドイツの音大での同じ門下生で、彼女は韓国の音大に行かずにフライブルクの音大で1年生から学んでいたので、私が音大に入学(正確には編入)したより先にいて、卒業は私の後でした。すごくおだやかで心優しくかわいげのある子で、門下の最初の顔合わせの時からとても親しみを持って仲良く接してくれて、何も分からない私にとっては本当に救われる存在の1人でした。

 門下の集まりがあったりすると、私と同時に編入してきた中国人の男の子(しかも私と同じ年!)と日・中・韓の3人で話に花が咲く事も多かった。やっぱり欧州にいるとアジア人には親しみが沸くようで、今までまったく知らなかったお互いの共通点や違いがたくさん見えてきて、親しみとアイデンティティに目覚めたり、歴史的・政治的な問題とか多くても、1人1人は同じ人間同士で、国境を超えた絆が芽生えました。あ、それはもちろんアジアに限ったことでなくいろんな国の人同士にあてはまった事ですが。

 そういえばドイツへ行って間もない頃こんなことがありました。
 ある時、オーケストラの本番の為の移動のバスの中で中国人の友達と楽しくお喋りしていたら、それを見ていたフランス人の友達が不思議そうに、また少しおかしそうに
「君達なぜドイツ語で喋ってるの?」
始め、質問の意味がハテナだったのですが、彼らにとってアジア人はみな同じに見えていて、言語も同じだと思っている人が、実は多くいるようで・・・まだまだアジアへの認識の遅れというか、その時目の当たりにしました。
「我々は中国と日本で国も違うから言葉も違うのよ」と話すと、
「え?でも中国と日本って仲が悪いんじゃないの?」
またも我々は一瞬あっけにとられながらも、
「それは政治上の問題かもしれないけど我々にはそれは問題ではないのよ!」
へ~・・!と、フランス人の彼が人生で初めて接した事柄のような表情をしていたのが印象的でした。

 まぁ、アジア人同士がドイツ語で会話しているのを面白がられるのはたびたびありましたけどね。例えばポーランド人とスペイン人がドイツ語で会話してても、同じことだと思うんですが、アジア人の場合は見た目の問題でどこか滑稽さを感じるんでしょうね。欧米人とアジア人の見た目の違いはどうにもなりません。


 話は戻りますが、韓国人の留学生も多かったので彼らとの交流も多く、向こうで知ったお互いの事、そこから芽生えた絆・・・日本にいる方が距離が近いのに実はお互い知らない事だらけなんだなぁと実感。ってよくある話のようですが。。やっぱり欧米人よりも文化とか習慣とか似たところがたくさんあり、近しい仲間であり、そして欧米とかアジアとか越えて同じ人間であり、またアジアから遠く離れたヨーロッパで西洋音楽を愛して学ぶ仲間同士の共通点がなおさら絆を深めていたのかもしれません。

 ヨーロッパに行って考えさせられたアジア人の関係。おもしろいキッカケです。


 メールをくれた彼女は、フライブルクを卒業した後この先どうしようと悩んでいましたが、今フランス・アルザス地方のストラスブールの音大で勉強を続けて、この夏に卒業したら、いよいよ韓国に帰るとのこと。私が日本に帰るときに招待したパーティに来てくれて、その時に渡した私のメールアドレスを今まで保管していてくれて、一年以上経った今、私のことを想って連絡をくれて、ありきたりの言葉ですが、感動。人の温かい心に触れたときに幸せに感謝したくなります!


 彼女への返信にも思わず書いたこと。「今よく考えるの、フライブルクでは素晴らしいことに溢れていたけど、一体なにが素晴らしかったんだろうって。それは、街であり、自然であり、人々であり・・・、そして、そこで出会った友達たちであること。みんなに感謝してる。」

 「いい仲間」に国境も人種も関係ありません。近い将来、必ず彼女と再会できますように・・・!

 

2009年4月3日金曜日

さくら~

先日、初めて福岡を訪れました!
本番の為に行ったのですが、お天気もバッチリ晴れたので、空き時間にしっかりお花見してきちゃいましたよ~♪ハードスケジュールと移動で疲れていたけど、行ってきて良かった~!

今回は写真リポートで☆

市内の公園の王道?大濠公園へ足を運んできました。

すっかりお花見祭りになっていて、

      
       ちょうちんに屋台も並び、

          
            桜の下で、

              
                 たこ焼きに舌鼓。。

                        花よりたこ焼き??


タクシーの運ちゃんの話によると既にピークは過ぎているとのことでしたが、
東京より一足先に桜を一望!


お花見エリア確保のブルーシートが隙間から見えます・・・


園内の池ではカモメたちもプカプカ気持ち良さそう!


                             (池でカモメ・・・)


          は~い。

肝心の本番はアクロス福岡のホールでした。真っ先に目が行ったのが、天井の照明。雪の結晶のかたまりのような、ワタのような・・・!

   

リハーサル前にこの照明を写メールしてる人、私以外にも見かけましたよ♪
キレイですものね!

う~ん、本番が続くと体力・精神共にハードだけど、いい気分転換ができると、よ~しまた頑張ろう!って気持ちになりますねぇ♪

あ、初めての福岡もなんだかとってもいいところで、もっと満喫したい街でした!とはいえ、本番で訪れると大抵は時間が限られているのでそれは叶いませんが、今回はこの季節にお花見できただけでもラッキーでした!
 

2009年3月25日水曜日

ブルー・コンサート

 先日、サントリーホールでオーケストラの本番の前に、以前から行きたかった美術館へ行ってきました。本番前にわざわざ・・・なんですが、予定を見てみたらその日しか行かれる時が無かったんです。なぜなら、その美術館が今月末で閉館してしまうというのだから・・・!

シャガールとエコール・ド・パリ コレクション 青山ユニマット美術館』

   

 以前、何かのキッカケでこの美術館の存在を知ってから、ずっと気になっていました。小さくて、いい絵が置いてあって、自分のペースでゆったり静かに思う存分絵の前で時間を堪能できる美術館、そんなところを求めていて、そして、ここは正にその理想であるに違いない!と。
 しかし人間って、追い詰められないと実行できない生き物なんでしょうか・・・先月あたりに久しぶりに美術館のサイトを訪れてみたら、なんと今月3月末で閉館のニュースを知り、大ショーック!しかもれよあれよと日々が過ぎていき、気がついたら、あれ、もしかして行かれるの明日しかない???

 はい。思い切って行ってきて良かったです。17点のシャガールの絵だけが飾られた八角形の小ぶりな空間は濃密でした。真ん中にあるベンチに、時間に追われずに気が済むまで絵に囲まれて座っていたかったです。

 彼の絵をみていると不思議な感覚になります。深いのに重くない。爽やかなのに軽くない。クセになる気持ちよさがある。やはり目玉であり一番心の中に入り込んできたのは、『ブルー・コンサート』彼が最愛の妻を亡くし、ショックでしばらく絵筆をとれなかった期間から、立ち直りのきっかけとして書かれた作品。妻ベラへのオマージュとされています。しかもヴァイオリン持ってる。彼の絵には頻繁にヴァイオリンが描かれています。



 シャガールの他に、パリの有名な画家達の作品が、決して多くはないですが色々揃っていました。ポイントを絞って楽しむことができたので良かった。できることならもう一度観にいきたい・・・けど無理そうです、残念。でも一度でも行けてよかった~。気になるのは、あの絵たちの行方、そしてあの空間の行方・・・今後どうなるんだろう・・・?こういうステキなものが消えていくのは本当に惜しい。


 そうそう、その日の本番はオールRavelのプログラム。彼と同時期のパリの画家達に触れられたのは丁度いいタイミングでした♪
 
 

2009年3月19日木曜日

応援しますっ

 もう昨年末のニュースですが、ビックリしました。
浦和レッズの監督に、ドイツのフォルカー・フィンケが2年契約で就任。」

 はい、サッカーの話なんですが。。フィンケ監督といったら、私が留学していたフライブルクFreiburgのサッカーチームSC Freiburgで16年間監督を務めた超ベテランです。今回の一連のニュースでは、あのオシムとも交流が深く、ドイツのオシムと言われている、とも紹介されていました。私が帰国する少し前に偶然、彼のFreiburgでのラストシーズンの試合を観に行ったのを思い出しました。その後新シーズンが始まり、私は日本へ帰国。そしてその後まさかフィンケが日本に来るとはね・・・!!

 留学して一年目くらいに、Freiburgにある唯一の本格日本食レストラン『椿』(味は本格なのにランチは1000円程度でしっかりボリュームの定食が食べられます♪)に行った時に、チームのエースの選手とその家族とフィンケ監督が食事をしに来て、そのとき初めて生で見たんですねぇ。「へ~日本食、食べに来るんだ~」なんて思ったりして。ちょっと嬉しいような、親近感持てるような・・・。

 まぁそんなこんなで、フィンケ監督は地元のよしみ(?かなり一方的ですが汗)って理由だけなんですけど、日本でも頑張って欲しいので浦和レッズ応援しちゃいます!サッカーには詳しくないけど、ワーワー言いながら観戦するのが楽しいし好き。

※画像は、Freiburgにいる友人が一時帰国した時にお土産として(!)持って来てくれた地方新聞(Badische Zeitung)の記事。 『フィンケ、日本へ行く』
 

2009年3月15日日曜日

♪終了しました~教会で♪

2009年3月15日(日)
日本基督教団 加須 愛泉教会礼拝堂 13:30開演 1,200円

 "パイプオルガン定期演奏会 vol.6"
     ~Violinと鍵盤楽器のマチネ~

  A. Mozart : ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.373a
  L.v.Beethoven : ピアノ・ソナタ 『月光』
  T. Albinoni : アダージョ
  J. S. Bach : 目覚めよと呼ぶ声あり
  G. Caccini : アヴェ・マリア
  D. Buxtehude : プレリュードとフーガ        その他


   紙屋信義,Organ  田中拓未,Piano  竹原奈津,Violin


モーツァルト。昨年の帰国リサイタルでは初めて取り上げなかった作曲家。だって素晴らしすぎて弾くのが非常に難しくて・・・!何年ぶりかで今回モーツァルトのソナタを弾くことになり、久しぶりに弾いてみた途端に、あまりの素晴らしさ・完璧さに言葉を失いました。モーツァルトを思うように弾けたらもう死んでもいい、と思えてしまうくらい。これはピアノとの共演ですが、他にオルガンとの共演もあり、ドイツを思い出します。当日、会場(教会)でのオルガンと音響によってどんな演奏になるのか、とても楽しみです!何より『ヴァイオリンと鍵盤楽器』という副題の通り、ピアノのソロ、オルガンのソロもあり、飽きずに楽しんで聴いて頂けると思います♪

 ♪終了いたしました♪
先日の大嵐が去ったら、今日は快晴、快晴!!日曜日に昼下がりの本番でお天気がいいと演奏する身にもとても気持ちがいいです。おまけに今日の愛泉教会の礼拝堂は正面に大きなガラスがあり、空間が太陽光で明るく温かい雰囲気に包まれました!肝心のモーツァルトは、やはり永遠に手の届かない神様みたいな存在・・・!難しい~!でもモーツァルトを弾きながらお客さんが音にのせられてに気持ち良さそうになっていく様子が少なからず見えた気がしました・・・これが音楽の力?モーツァルトスゴイ!オルガンとのデュオの他にオルガンとピアノと3人で弾くという珍しい組み合わせも新たな経験で、小さなお子様の姿も多く見られましたが、みなさん静かに一生懸命聴いていてくださってとても幸せでした。こうして今日も音楽を多くの方と身近に共有できた事に感謝!明日からまた頑張ります!

 

2009年3月10日火曜日

『平和の日』

 今日は久しぶりに青空の見える暖かい一日でした。先月には、意外なところで弾いたというリポート(ここで弾く?)をいたしましたが、今日もちょっと変わったところで弾いてきました。
 写真は・・・そう、東京都庁です。実は今回まで知らなかったですが(恥)、今日は『東京都平和の日』と言って、64年前の今日、つまり1945年の3月10日は東京が大空襲を受けた日だそうです。そして、毎年この日に行われている『東京と平和の日式典』(今年で19回目)の一環で、『追悼と平和への祈り』として弦楽アンサンブルの演奏時間があり、そのアンサンブルの一員として演奏してきました。平和への祈りを込めて、バッハのG線上のアリアから始まり、弦楽アンサンブル定番のモーツァルトやエルガーの作品、ソプラノ歌手と共にオペラのアリアや日本の民謡、懐かしの映画音楽など盛りだくさんでした!

 少し話は変わりますが、日本で音大に行っていた頃、サントリーホールでサイモン・ラトル指揮:ウィーン・フィルハーモニーの日本公演の公開リハーサルの券が手に入り、聴きに行ったことがありました。プログラムは、ベートーヴェンの交響曲の第8&9番。彼らは少しリハーサルもしましたが、殆ど通しで演奏してくれました。確か9番は通しのみだったような!?なんて大サービス!!実はその時が生まれて初めて生演奏で聴く第9で、演奏があまりに素晴らしかった事も大いにあるのですが、「世界中の人がこれを聴いたら戦争なんて絶対になくなるだろうに・・・!」強烈な感動と共に、なぜかそう強く思いました。未だにあの時の気持ちが忘れられません。音楽の力ってすごいです。前回でも、音楽を聴くことでストレスを解消してリラックスできるというような事も書きましたが、やっぱり音楽は目に見えないものなだけに、そのまま目に見えない心というものにダイレクトに影響を及ぼすんでしょうか。

 今も世界中で戦争が起きている中で、また世界中で多くの人たちが戦争撲滅を訴えて動いています、それも色んな人が色んな方法で。私も自分にできる方法で(=音楽を通じて)平和の為に少しでも役に立てたらなぁ、ってなんだか凄く大げさに聞こえますけど・・・!戦争撲滅とかって大ごとのようだけど、そうではなくて、実はひとりひとりの心のあり方が大きな力を生み出すんだと思っています、だから一人ひとりが、ささやかに心のゆとりや心の豊かさを持っていく事が平和に繋がるんじゃないかな~と。その為に音楽が役に立てたら嬉しいなぁと。

 と、今の日本は本当~に豊かな国になり、戦争や平和について日頃忘れがちなことですが、今日のことをきっかけに改めて考えました。

 ところで、東京都庁の中に入ったのは今日が初めてで、さっそく一番上の展望台へ上ってきました!東京を一望!!あと、展望台専用エレベータはそうでもなかったけど職員用のエレベータがめちゃめちゃ早くて、一秒に4階分は移動していたと思います・・・ホントです、これ大げさじゃありません!42階から一気に1階まで降りてきた時は心臓止まりそうでした~・・・!ヒー あそこで働いていたら心臓鍛えられそうです。
 

2009年3月6日金曜日

移動のパートナー

 最近の移動中に欠かせないモノ(これはiPod shuffleただ聴くだけのシンプル機能、小さくてラクです!)。移動しながら音楽を聴けるものを持ち歩いている方、多いと思います。最近は特に小さくて便利なものが増えていますし♪

 自然に溢れた環境都市フライブルクで5年過ごした後の東京での生活では、多すぎる雑音にずいぶん堪え、初めはストレスを強く受けていましたが、でもそこは工夫次第♪外界の雑音をシャットアウトして、しかもいい気持ちになれればいいのだから、やはりそこは音楽を聴くのが一番手軽だなーってことに!ま、実に安直ですが。。
 移動中は、仕事の勉強に必要な曲を聴いたり(これはいい気分になるのとちゃいますが汗)、クラシック以外の(←ココ重要)好きな音楽を聴いて過ごします。仕事の後にもそれを聴きながら自分を癒せて、おかげでストレスを溜め込まずに済み、しかも日進月歩、今日ではこんなに小さな機械で(持ち歩く苦が無い!)大量の音楽を持ち運べる、こ~んなにありがたい役目を果たしてくれるんだから、なんて素晴らしい時代!!

 おもしろいのは、5年間住んでいたドイツのフライブルクFreiburgでは殆ど出番の無かったウォークマン(?というかこの類)。フライブルクは世界的に有名な環境都市なだけあり、いるだけで癒されるものに溢れていたせいか、よほど緊急の勉強に必要でない限り、外出時まで音楽を持ち歩いて聴くことなんて・・・うーん、なかったです。。緑や鳥のさえずりに溢れ、空気がきれいで、人々がゆったりとゆとりを持って生きている。その空気自体が音楽と同じ癒し効果をもたらしていたんだろうなぁと振り返ったり、無意識にそういう空気に耳を傾けていたような。

 てことは、音楽って、自然と同じような働きやパワーを持っているって事?!ドイツに住んでいて特に実感したことは、自然と音楽の切っても切れない繋がり、あと人の心。この三つ巴の関係は崩れることなくバランスを保ち続けるものなんですね~。完璧な環境って中々無いかもしれないけど、そこは自分で工夫して、その3つを大切にしていきたいなぁと思う今日この頃です。

 ・・・とか思いながら改めて電車の中を見回すと、耳にイヤフォン付けてる人たっくさんいるぞ~。みなさん・・・!と妙に共感を持ったりして♪
 

2009年2月28日土曜日

♪終了しました~シューマン♪

2009年2月28日(土)

19時開演  サロン・ド・キャフェ・クレチュール (03-3725-5005)

"小林五月のシューマン in Createur /Vol.1"


  ~Schumann~

スケルツォ、ジーグ、ロマンツェとフゲッタ Op.32
夜想曲集 Op.23
ピアノとヴァイオリンの為のソナタ 第1番 イ短調 Op.105



小林五月, Piano
竹原奈津, Violin : 共演

ピアニスト小林五月さん!着実な活動と実績を重ねられ、3、4年程前から?なんとシューマン・チクルスを始められました!ピアノ作品を全て・・・なんと壮大で気の遠くなるようなチャレンジ!以前に五月さんは「今私はシューマンに恋をしている!」とおっしゃられていた程、その思いは並でないことはこの実行力で充分すぎるほどスゴイです!東京文化会館(小)で続けられているこのコンサートシリーズ今月17日に第5回目迎えられ、またその傍らでCD録音も続けられ、そのCDはレコード芸術でも賞にもノミネート。コンサートやCD、活動など気になる方是非ココご覧ください。そんな実力・実績共に尊敬の大先輩がこんな若輩者のわたくしめなんぞを共演者に選んでくださり、なんと幸せモノな私でしょうか・・・。クラシックのコンサートを定期的に行われているサロン・ド・キャフェ・クレチュールにても小林五月さんのシューマンシリーズが開始され、その一回目に室内楽作品も取り入れるということで、ピアノとヴァイオリンの為のソナタを。この曲は私の中でも思い入れの深い作品。最後にこの曲を弾いたのはもう数年前になり、今回再び演奏するにあたって色々な事が発見できそうです。この度、演奏の後にはお食事も別にご用意されるようです(要予約)。ご興味のある方、こちらへお問い合わせしてみてくださいませ。(Tel番号は上記)


♪終了いたしました
ドイツではホームコンサートで弾く機会も多かったのですが、個人のお宅に人が集まって部屋にイスを敷き詰め、時には奏者と聴衆がぶつかるくらい接近した状態のことも。奏者に聴いている人の反応が丸ごと届き、また奏者の息遣いも聴衆に全て伝わります。音楽を共有する実感が持てる、私の大好きな空間。コンサートが終わった後は、皆で持ち寄った食べ物やそのお宅が用意した食事を、ワインとお喋りと共に楽しみながらコンサートの余韻に浸ります。あぁなんて贅沢・・・!今回のコンサートは正にそれを思い起こさせるシチュエーションでした。サロン・ド・キャフェ・クレチュールは温かい雰囲気、店内満席で24席。終わってからオーナーのお食事を堪能、酒の肴は音楽の話題でますますいい気分に・・! 今回のシューマンのソナタは丁度10年前の1999年1月24日に初めてリサイタルを開いた時に取り上げた作品で、当時とにかくハマって弾いていた曲。まるで意図的かのようにあれから丁度10年・・・今改めて取り組んでみると以前と違う感じ方や見え方に気づき、自分のこの10年という年月を感じられたのは何とも有意義な機会でした。小林五月さんとはリハーサルの数は少なかったものの、だからこそ(?)本番はお互いの呼吸に、これでもかと言うほど反応し合い、まさにライブ!弾いていてもほとばしるものがありました!この機会を与えてくださった小林五月さん、そして支えてくださる皆様に心から感謝です、ありがとうございました!あ、シューマンの作品を弾いたのが久しぶりだったのですが・・・いや~彼の複雑な精神状態を汲めば汲むほどこちらの精神も疲労困憊しそうでした~っ「シューマン!」

2009年2月24日火曜日

ここで弾く?

 実は私、かつて中学~高校時代にかけて、大相撲に熱狂していました。っていきなり何のカミングアウトだぁ・・・?!笑(ちなみに若貴時代です、はい。。)
 当時の私はとにかく中継で取り組みを観ないと気が済まず、なぜなら深夜に放送される総集編やニュースのスポーツコーナーではカットされてしまうところが非常に重要だったからです。各取り組みの力士たちが花道に登場する姿、土俵際に座って順番待ちしている力士の表情、土俵上で塩をまく姿、何度も顔を見合わせてから遂に立ちあうまでの流れ・・・それらの様子を一人一人見ては、今日は調子が良さそうだな、とか何か思いつめてるんじゃないか・・と、そこまで見て初めて「相撲を観る」と言えたワケで・・・と、当時を僅かに振り返っただけでこんなに熱く語ってしまう自分。本当に好きだったんだなぁ~まるで没頭していましたね!我ながら感心します、どこから来るんだそのエネルギーは・・・!?ガクッ

 そんな私のあまりの相撲好きを見かねた両親が、私の高校入学祝いとして、タイマイをはたいて両国国技館での升席での相撲観戦に連れて行ってくれたんですね~!(ちなみに私の影響だったかどうか、年の近い従姉妹も相撲に熱狂し、二人の相撲熱の上昇はもう誰も止められない状態に!という訳で彼女も一緒に観戦へ♪)
 演奏会に足を運んで生演奏を聴く臨場感ではありませんが、いつも平面(TV)でしか見た事の無かった両国国技館へ初めて行き、関取達のノボリを見て、あの会場の空気、目の前で見る取り組み・・・全てが立体的に(当たり前なんですが、言わば空気までが立体的に!)感じたのは今でも忘れられません!

 ・・・はい、そうですね、なんでこんな話をするかと言うとですね、まさか自分が将来両国国技館の中心で楽器を弾くことになろうとは!です。あれから10年以上経った今、あれ以来の両国国技館。こんな形で再来するなんて夢にも思っていなかったので不思議な感覚でしたが、でも当時の様子を思い出しました。あ~ここに『満員御礼』の旗が掲げられるのよね、とか、あの辺に座って観てたっけ?と周囲を見回して(相撲の)記憶を辿りながら弾くのはなーんとも変な感じ!人生には面白いことってありますねぇ♪

 ちなみに、普段は入れない力士の控え室も見れちゃいました☆お風呂も大きいし、ここで言うのもナンですが、お手洗いの○器の大きいこと・・・!キャ~すみません!いやホントに、さすがお相撲さんサイズですっ!他にも色々見ながら、当時培った相撲知識がポロポロと蘇ったりして。まさか私の中でヴァイオリンと相撲が繋がるとは、ビックリです。


 ・・・それにしても当時のあの周りが見えなくなるまで熱中するエネルギー、10代パワー恐るべし!(今欲しい??)
 

2009年2月20日金曜日

大好きエリアス

 2009年の今年は、ヘンデル没後250年、ハイドン没後200年、メンデルスゾーン生誕200年と、大作曲家たちの節目の年が重なっているようですが、こうして改めて見ると、なんだか歴史の流れを深々と感じては不思議な気持ちになります。ヘンデルもハイドンもとても長寿(ヘンデル74歳、ハイドン77歳)で、ハイドンが亡くなった年にメンデルスゾーンが生まれているという事ですよね(もっと細かく言えば、ハイドンが亡くなるおよそ3ヶ月弱前にメンデルスゾーンが生まれている)。まぁそれを言ったら他の作曲家もたくさんいるわけで、こんな事を考えていたらキリがないものの、でも考えてみるのは面白い。

 生誕200年のメンデルスゾーン。今月の3日が彼の誕生日だったので、改めてメンデルスゾーンについて思い返してみました。メンデルスゾーンの作品、とっても好きです!ドイツにいた時もライプツィヒにある彼の家を訪ねて、いろんな妄想を膨らませながら彼がここで生きていたんだなぁという事をより身近に感じたりしてきました。彼の音楽は、彼がとても恵まれて育ったためかよく満たされていて、聴いていて元気に幸せになります!そして私にとって思い出深い作品の一つに、メンデルスゾーンの作品があります。オラトリオ『エリアス』。

 ドイツへ行って間もない頃、地元の大きい合唱団の演奏会でのオーケストラを弾く仕事をしたのですが、その時の演目がこの曲。まだ言葉も良く分からなかったし、仕事がどのように進められていくのかなど、色々なことが初めてで新鮮にドキドキしていたのを覚えていますが、本番は大きい教会で行われ、真冬1月の教会の中ではどれほど厳しい寒さが襲ってくるのかを、まさに身をもって体験。その真冬の石作りの建物の中での『エリアス』の響きが、私を大きく包み込んでくれました。生まれて初めてヨーロッパの教会で聴衆ではなく奏者の一員として体験したあの響きが、あまりにカルチャーショックで感動したんですね。こんなに美しい響きがあるんだ・・・!

 それからというもの。折に触れてはCDを聴き、感動!を繰り返しています。また2007年のサイトウ・キネン・フェスティヴァルでは改めてこの作品を弾く機会に恵まれ、とにかく私としては幸せいっぱいでした。先日、日本に帰国以来久しぶりにCDを聴きたくなり、そうか~メンデルスゾーンは200年前の今月生まれていたのかぁと感慨にふけってみたり。彼はヘンデルやハイドンと違って短命(38歳)でしたが、まるでモーツァルトのように、その短い生涯でこんなに天才的な素晴らしい作品を世に残してくれたことに心から感謝したいです。

※写真はメンデルスゾーンの家を訪れた時のもの。一室にあるクラヴィコード。エリアスの譜面。本人の胸像。   
       

2009年2月18日水曜日

聴いてきました♪

この一週間に二つの演奏会へ行ってきました。

昨日17日には、ピアニスト小林五月さんのリサイタル。

"シューマン・チクルス vol.5"  Robert Schumann Zyklus Vol.5
東京文化会館(小) 19時開演
シューマン:
 @スケルツォ、ジーグ、ロマンツェとフゲッタ 作品32
 @夜想曲集 作品23
 @交響的練習曲(遺作付き) 作品13

 シューマンのピアノ作品全曲という壮大なプロジェクトの第5回目でした。ますます深い洞察力と解釈、そしてそれに伴う的確な演奏力・・・!シューマンの世界にどっぷり引きずり込まれていきました。彼女はいつも決して緊張やナーバスなく、ただあるのみ・・・という状態でその世界に誘ってくださるのです。演奏家としてそうあれること、憧れます。終演後の打ち上げでは来週の土曜日の本番についても話しながら楽しく盛り上がり、ピアノとヴァイオリンのソナタではまたシューマンのデュオならではの世界を繰り広げられたらいいな・・・と実感がふつふつと沸いてきて、楽しみでドキドキしてきました!


前後が逆になってしまいますが、13日にはベルリン放送交響楽団の演奏会へ行ってきました。

"マレク・ヤノフスキ指揮 ベルリン放送交響楽団"
サントリーホール(大) 19時開演
ベートーヴェン:
 @『エグモント』序曲
 @ヴァイオリン協奏曲 作品61
 @交響曲第7番 イ長調 作品92
 出演:樫本大進

 フライブルクで、特に音大時代が重なっていたことで、ヴァイオリニストの樫本大進くんとはとても親しくして頂き、ご飯食べたり遊んだりドライブしたり夜通し室内楽の初見大会したり、日本で私のリサイタルにまで足を運んでくださったり・・!と色々な事を共に過ごさせて頂きました。私が日本に帰国した後も彼の演奏会に足を運ぶのがいつも楽しみです。今回は初めて日本でコンツェルトを聴きましたが、とにかく音がキレイで何よりこの作品が生きいきと浮かび上がり、もう単純に「生きているって嬉しい!」という喜びを得ました。そしてそれはオーケストラの演奏にも同じ事を感じ、指揮のヤノフスキは若々しくテンポも推進力に満ち(もう80歳を超えていると聞きビックリ!!)、オーケストラの奏者達も全身で音楽をしていた姿が胸に強くぶつかってきました。仕事でオーケストラを弾く機会も多い今日この頃、改めてオーケストラのあり方などについても考えさせらる事に。終演後は僅かな時間でしたが大進くんや、聴きに来ていた他のフライブルク時代の友人達と一緒にカンパイして楽しくお喋りして帰宅しました。帰路ではオーケストラのアンコールのブラームスが心に染みていました・・・素晴らしかったです。ドイツが懐かしかった。

 身近な演奏家、憧れの演奏家たちを目の当たりにすること、そして交流すること。それがどれだけいい刺激であり栄養剤であるか・・・。ここ東京にいると、日々、多すぎるほどの情報と雑踏に揉まれて本当に大切なことが見えにくくなっているような気がしますが、純粋に自分に耳を傾け、音楽に対する気持ちに誠実である事をいつも確かめていたいと思う今日この頃です。
                    
              

2009年2月12日木曜日

ルクレールさん

 ジャン・マリー・ルクレール Jean-Marie Leclair (1697 - 1764)

 この作曲家の曲が、どうやら私は好きみたいです。彼の作品をたくさん知っているワケではありませんが、ドイツにいた頃、友達と二人でヴァイオリン・デュオの演奏会を教会で開催したことがあり、曲目を決める為にとりあえずいろいろ弾いてみよう!と、学校の図書館で手当たり次第借りてきた楽譜の中にルクレールがいました。実際にその演奏会の冒頭に彼の曲を取り上げたのですが、とにかく、なんと言うか、「わ~好きだな~!」という気持ち。ルクレールの作品がすっかり好きになってしまいました。その後クリスマスの礼拝でオルガンとの演奏をしたのですが、そこでもなぜかルクレールのソナタを取り上げました。後で知ったのですが割りと有名な作品だったようで、どおりで「いい曲~」と思ったわけ。

 ルクレール・・・好みだわ。(作品が、ですよ。笑)

 ルクレールはフランスの作曲家ですが、もともと舞踏家でダンスを教えていたそうです。そして同時にヴァイオリニストでもあり、当時はダンスの先生が踊りを教えつつ踊りの音楽も弾いていた為(当時のヴァイオリンはとても小さくポケットにしまっていたんですよ!)彼もきっとそうしていたかも知れません!って私の想像ですけど。彼はヴァイオリンの為の作品を多く残しています。

 デュオの作品は二人のやりとりが実に軽妙で弾いていてとても楽しい。音だけ聴いていると片方が旋律を弾き、片方が下を支えているように聴こえるのが、実は巧に交互に入れ替わって弾いている!なんて使い方がウマイです。さすが舞踊家?踊りも二人コンビで踊ったりしますよね♪やりとりの面白さを心得ていると言うか。
 それから、ソナタでもデュオでもとても苦労したのが、装飾音の入れ方(または即興)。日頃フランス・バロックに馴染んでこなかった身、スタイルも身体に入っておらず、知っている限りの方法で装飾してみればそれはもう笑っちゃうようなコッケイさ!これはいろんな演奏を知るしかない!とCDなど何度も聴いては真似してみたり、詳しい人に教えてもらったり。独特のリズムの感じ方(イネガリやヘミオラ)なども勉強になりました。普段はなかなか触れない分野ですが、それでもそういう機会になると興味が強く沸き没頭してしまう。やっぱり好きみたいです。

 ドイツでいろんなバロックの作品を弾く機会に恵まれた事は私にとって大きな宝物であり気付きでした。最近やっと、当時弾いたデュオ作品のCDが手に入ったので、やっぱり好きだな~さすがウマイな~と楽しく聴いています。 (私が友人と弾いた演奏とはだいぶ違う感じ・・・当たり前ですが!苦笑)
 また石の教会の響きで演奏する機会があったらいいな♪

2009年2月1日日曜日

♪終了しました~バルトーク♪

2009年2月1日(日)
14:30開演 サロン・テッセラ 3,000円

"小川道子 クラリネット・リサイタル"

ノルベルト・ブルグミュッラー
  :クラリネットとピアノのための二重奏曲
ヨハネス・ブラームス
  :クラリネットソナタ Op.120-1 f-moll
アルバン・ベルク
  :クラリネットとピアノの為の4つの小品Op.5
ジャン・フランセ
  :主題と変奏
べ−ラ・バルトーク
  :コントラスツ



Clarinet, 小川道子 Michiko OGAWA
Piano, 草冬香 Fuyuka KUSA
Violin, 竹原奈津 Natsu TAKEHARA

音大時代の2つ下の後輩でありながら、ドイツのフライブルクで知り合ったクラリネット奏者の小川道子さん。フライブルクで充実の3年を過ごし、2008年3月に帰国、この度待望の帰国リサイタルです!"フライブルク"は本当に不思議なほどいい仲間の出会いを導いて繋いでくれる地であり、彼女も私にとってその1人。私は後半のバルトークで共演させて頂ける事に。ピアニストがこれまたフライブルク仲間で、2008年末に帰国したばかりの素晴らしい演奏家!私の共演するバルトークのコントラスツについては、クラリネットもヴァイオリンも2つの楽器を使い分けて演奏されるところが見所(聴き所)のひとつかもしれません♪また会場のサロン・テッセラはあのサントリーホールの設計と同じ永田音響設計による、とってもステキな空間ですよ。

  

♪終了いたしました♪
 コンサート。お客さんに見て(聴いて)頂くのは演奏会の場ですが、そこまでには多くの事の流れがあります。思いつくだけでも、まず日取りを決め、会場を確保するところから始まり、共演者との相談、プログラミング、チラシ・チケット・パンフレット作り、そこへ重要な宣伝(集客!)=会計・・・・と考える事と多くの作業が次から次へと出てきます。大きなコンサートなどマネージメントのついている演奏会ではそれらの作業は彼らにしてもらえるので演奏者は演奏することに専念すればいいのですが、自分で演奏会を運営しようと思ったらそれら全てを演奏者が行う訳で。はっきり言って練習なんて最後の最後になるくらい大変です。そんな状況の中で音楽に向かい合うのにどれだけの集中力と頭の切り替えが必要でしょうか。今回の演奏会は小川道子さんが全て自分で行い成し遂げた、思い入れたっぷりのコンサートでした!私の出番は最後のバルトーク1曲なのでそれまでの演奏を客席で聴く事はできませんでしたが、終わって彼女は「今の自分の全てを音楽にのせて出し切った」という達成感に満ちていたのが印象的でした。お客さんを目の前にして自分を発揮するのはそう簡単な事ではなく、それはオリンピック選手などを見ていても分かります。今の自分の生き様をさらす場、それを音楽を通じてお客さんが受け、その反応を演奏者が受け、共感したり何か感じて考える事は、演奏者と聴衆がその場を「共有」する事になります。
 それにしてもバルトークのコントラスツ!何度弾いても本当に楽しくて、何よりスリリング!!!ひゃ~!それから特筆すべきは、ピアニストの草冬香さん。このプログラム全曲を見事に弾ききって演奏会を盛り立てていた事に感服、ブラボーです!!お疲れ様でした♪初めて弾いたサロン・テッセラも本当にステキな所でした☆☆☆☆☆
(写真は終演後の3人と、頂いたお花は私をイメージして作ってくださったオレンジのブーケ。)

2009年1月28日水曜日

幸せと思うこと

 この2週間ほぼ休み無しでオーケストラのお仕事、その間本番5回!またその合間に友人のリサイタルを聴きに行ったり、室内楽の合わせなども。凝縮でした・・・♪今日は久しぶりのオフ!目覚まし無しで起きるって最高!!笑
 後半の一週間は現代音楽ばかりだったのですが、そこでピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲がありました。どちらも邦人作曲家の作品と日本人ソリスト達。ここで演奏家の役割と影響力を改めて感じることに。ラフマニノフやベートーヴェンの協奏曲でもなく、チャイコフスキーやメンデルスゾーンの協奏曲でもなく、はっきり言ってお客さんの中に今回の作品を2度以上聴いた事がある人は殆どいないのではないでしょうか。そんな作品を演奏する時に演奏家の仕事振りがますます発揮されるな~と。聴いている人たちはその作品を初めて耳にするのだから、いや~責任を感じます・・・!今回のソリスト方は、それぞれの作品を本当によく解釈・咀嚼し、よく弾きこみ、説得力をもった熱演をしておられ(と私ごときが偉そうに恐縮なのですが・・・汗)、それは聴衆にもオーケストラの皆にも強く伝わってきて、作品の特徴や魅力を大いに伝える姿に大きな拍手で称えられていたのがとても印象に残り、また自分も一人の演奏家として音楽を伝える役目にいるんだという事に、改めて責任と喜びを感じるきっかけとなりました。

 仕事の合間に行ったリサイタルは、ピアニストの末永匡さんによるものだったのですが、彼がアンコールの時にお話された事で心に響いた言葉がありました。「今こうして音楽できることが当たり前と思っては決していけない。」当たり前でないこと。幸せであることを自覚して感謝すること。

 最近読んだ本の中に出てきた、有名なフランス哲学者アランの名言「幸福だから笑うのではない。むしろ、笑うから幸福なのだ。」ここから私自身で思ったことは、同じ状況でもそれを幸せと思うかそうでないかは本人次第、幸せな人は自らの意思で幸せになるのだ、という事のように読み取ってみました。

2009年1月25日日曜日

イメージが沸く

 音楽を演奏するにあたって、きちんと弾けるか、楽譜に書いてある音符や楽語を正しく奏でられるか、ということは大前提なのですが、そしてそこにどんな音楽があるのか、という具体的なイメージが何より大切だといつも思っています。音楽は人間の感情から自然情景までありとあらゆる(?)色々なものを表現しているので、作曲家達には本当に尊敬の念が募るばかりなのですが、どういうことを表現しているんだろう!というイメージを膨らませることは何よりの楽しみであり、そして喜びに繋がります。
 バルトークのコントラスツのリハーサルでも、始めは縦を合わせる事や流れを作るという避けられない作業にどうしても時間をとられていたものの、回を重ねるごとに、気がついたら作品の具体的なイメージがふとしたキッカケから突然湧き水のごとく(?)3人の頭に溢れてきて、そのイメージを前に3人がひとつになれた時、この喜びが快感で、これだから音楽、室内楽はやめられない!なんて思ったりします。音楽を表現すること、表現する為に一番大切にするべきこと、そして楽しむこと!そこが一致している3人だなーと今日のリハーサルで実感しました。幸せだな~♪
 それにしてもバルトーク、昔から好きすぎるくらい好きな作曲家でしたが、ほんとにステキな作曲家です!今日改めて思ったことは、本当に色っぽいことを表現してくれるな~!ってところかな☆ふふふ 3楽章のヴァイオリンのかっこいい(はずの・・・汗)カデンツァ、練習しなきゃ・・・!

2009年1月20日火曜日

偶然の交流

先日ニューイヤーコンサートの為に新幹線で名古屋方面へ向かった時のこと。
東京駅で車両に乗り込もうとしたら、
楽器を持った外人達が出入り口付近の席にいるのが目に入る。
とりあえず車両に乗り込むと、楽器を背負った私を目ざとく見つけ、
さっそく声をかけてきた。

外人達「ヴァイオリンかい?」「どこいくの?」(英語・・・)
私「そう、え~と名古屋・・・」(実際には名古屋ではなくその近くだけど)
外「なになに、なに弾くの~?」
私「何って・・・小品をたくさん。」(ヨハン・シュトラウスなど)
外「・・・・?小品かぁ?」
私「あーだから、ニューイヤーコンサート」
外「おお!僕達もだよ!!」
(!!、ニューイヤーコンサートで外人と言えばもう・・・!)
私「どこから来たの?」
外「ウイーンさ」
(ほらねー。)
私「じゃぁドイツ語ね?」(ここからドイツ語)
外「まぁそうだね、もちろん色んな国の人がいるけどさ、ドイツ語だよ」

・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・

とりあえず私は自分の座席につき(彼らと2、3列しか離れてない・・・)
次の駅から乗ってくる友人を待つ。←正団員で同じくドイツ時代の仲間
向こうで彼ら、「あはは!いや~ドイツ語話してるよ・・・!笑」←私の事
笑 って・・・何かおかしいですかな?

友人が乗ってきてから、再び彼らとのやり取りが始まる。
めんどくさいので(?)こちらから先に、「私たちフライブルクで勉強してたの」
外「おお!フライブルク!!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・

私たちに一番コミュニケーションをとってくるおっちゃんが、
またわざわざ私たちの座席のところへやってきて、
「フライブルク音大なら、H○○・R○○○○・・・知ってるか?」
「うん、知ってるよ!」
「彼女は我々と一緒に弾いたりしてるんだよ~」
「へ~!」
「我々のサイトがあるから是非見てよ!今からアドレス書いて渡すから!」
言いにきてから、慌てて書くものを探しに戻るおっちゃん・・・
少しして、名詞の裏にサイトのアドレスを書いて持ってきてくれ、
「良かったら是非Emailも書いて送ってね!」
へいよ~・・・!

いや~それにしても、実に元気な人たちだった・・・。
そう、あちらの方々は本当に体力があってパワフルなんです。
電車の中でもそう寝たりしません。
用も無いのにずっと立っていたり(?)、楽しくお喋りしたり本を読んだり・・・


彼らはその日大阪で、私たちは名古屋の近くでお互いニューイヤーコンサート、
「楽しもうね~!」といって我々は先に新幹線を降りました。

その晩家に帰宅した私は、その話を母にしたら、コンサートガイドを持ってきて、
その団体が載っているか調べたところ・・・・・・ これだ~~発見!!!
しかも・・・その名詞くれたお喋りなおっちゃんは、指揮/Vnの人だった~!
(=おっちゃんの名前だけカタカナで載っていた!爆)
母と大爆笑し、とりあえず彼らのサイトを訪問したら、
ほんとだ・・・間違いなく彼(彼ら)だ。。


いや~~とにかく面白い出会いでした・・

その時友人と思いついたこと。
「彼らと一緒にウインナーワルツ弾きたいねぇ。」
ウインナーワルツって本当に独特。特に日本人4拍子の私たちにはもう…ぎゃ~
だから、いくらイメージしたり真似してみるより何より一緒に弾いてみるのが1番!

何だか、都会の雑踏に揉まれてゆったりした呼吸もできずに音楽している日々の中、こんなことがあると一瞬向こうにいるような、そうでないような・・・
時間や場所を一瞬でも忘れたひと時だったような。
こんなユーモアある出来事をユーモアとして楽しめる自分にとりあえずホッ・・・

彼らは演奏会盛り上がったかな?いや、間違いなく盛り上がっただろう!
そう、彼らは音楽を楽しむことを忘れていない、いやそれがまず第一なのだ。
音楽をすること以外の事にこだわり過ぎると音楽が制限されてしまう。
社会にいると制限されることが多いけど、
決して楽しむ事を忘れてはいけないのだ。
そしてそれは音楽に限ったことでなく、人生そのものを・・・!

2009年1月19日月曜日

ブルックナーはお好き?

 オーケストラを弾くお手伝いによく行かせて頂いていますが、この10ヶ月間でブルックナーの交響曲を3曲(1、3、6番)演奏しました。
 どれも人生で初めて弾いたものばかり。これまでブルックナーについて色々なコメントが耳に届いていましたが、それらはどちらかというとネガティブなものが多く、第2ヴァイオリンは刻みが地獄のように続く(これは作品の評価とは別ですが)、長い、そしてつまらない→何がいいのか分からない・・・とまぁ、こんな感じ。でも逆にポジティブな意見としては、4番や8、9番ていいよね~!とも。
 そしてそのような意見の中、私は初めて弾く時には至って前向きでした。そして実際弾いても前向き。その理由を考えてみたら、過去の2つの経験が思い当たりました。

 一つは、人生で初めて生で聴いたブルックナーが、イタリアのシエナという街にある有名な大聖堂で行われたチョン・ミョン・フン指揮で第9番。あまりに感動したのを一生忘れることはないでしょう。なぜなら、ブルックナーは素晴らしいオルガニストで、彼はいつもオルガンと教会の音響を想定して音楽を作っていたからで、私が聴いたものは正にその環境での響き→ブルックナーの音だったからではないかな・・・。教会の中は満席で、私はかなり後ろの席で聴いていたけど、音楽が聞こえてくるずっと向こうのオーケストラの方を見ると、溢れ出ている音がオーラとなって光っているように見えたのが強烈な印象!

 二つ目は、教会の響きというものが、ドイツ留学中にすっかり身体に染み込んだこと。石造りの街にいるだけで街や家の中の生活音が全く違います。教会で演奏する機会も多く、オルガンの音にもよく触れ、あの独特の音響は、どんなに残響のあるコンサートホールでも、それとは全く異なります。

 それらの経験のお陰で、どんな音響でブルックナーを弾いても、いつでもあの響きを思い描くことができる。そして、弾きながらブルックナーの音楽に身を委ねて、ステキだなと思える。これって、幸運な、ラッキーな経験としか言えませんよね・・・

 これらの事で、経験によって抱くイメージの影響が本当に大きいということを改めて思いました。何がいつどこでどう自分に影響するのか日々想定なんて出来ないけど、何よりまず、自分の気持ちがポジティブであることが、一つ一つの経験をもポジティブにする大切なことかもしれません。

2009年1月11日日曜日

音楽は生きている♪

先日、バルトーク『コントラスツ』の合わせに行ってきました。
私はこの曲をドイツで2度演奏していて、今回で3回目になります。
生まれて初めて取り組む作品ではなく、
過去に経験した作品を再び演奏する時に必ず感じることがあって、
毎回、以前と違う印象を受けるんです、作品は全く同じなのに。
それは、以前と違う自分というのが一つの大きな要因だろうし、
また一緒に弾く仲間が違えばそれはもう、作品が違うの?と思うほど
自分の中で新鮮に生まれ変わり、新たな発見もたくさん出てきます。
また、毎回違うばかりではなく、以前からの思いの確信を強める事もあり。
だから同じ曲を何度弾いても、決して同じ演奏ではなく、
音楽は、自分と同じ生きものだな、と改めて思いました。
来月1日に「今」の「この3人」からしか出てこない音楽・・・本当に楽しみ!

写真は、この作品を献呈された
ジャズ・クラリネット奏者のベニー
・グットマン(右)&巨匠ヴァイオリ
ニストのヨーゼフ・シゲティ(左)、
そしてピアニストでもあるベーラ・
バルトーク本人の3人での様子。
この3人による演奏の貴重な録音
も残されています。

いや~・・・写真見たら気が引き締まりました・・!笑  がんばろー♪

2009年1月5日月曜日

歌舞伎座デビュー?

生まれて初めて歌舞伎を観てきました。



『歌舞伎座さよなら公演』 ~演目
  *祝初春式三番叟(いわうはるしきさんばそう)
  *俊寛(しゅんかん)
  *十六夜清心(いざよいせいしん)
  *鷺娘(さぎむすめ)

お正月に歌舞伎!華やかでした~!
歌舞伎座の趣きに胸が高鳴り、
初めて目にする歌舞伎には心が打たれました。
「笑いあり涙あり」とは言うけど、歌舞伎でココまで涙が溢れるとは!
あ、もちろん笑いも!ユーモアに気持ちがやわらぎ。
歌舞伎について何の知識もなく、
何がどうだからうまいとかヘタとか技術的な事とか何も分からなくても、
素晴らしいものには感動するということ、
良いものというのは必ず伝わるということを改めて実感。
台詞以外の、身のこなしの一つひとつの全てが伝えるもの。
特に最後の坂東玉三郎の『鷺娘』はひたすら踊りだけなのに、
観ているこちらの胸が切なく苦しくなって・・・・・・・・

あ~あまりに美しかった・・・!

ところで日本の伝統的建造物のひとつであろう歌舞伎座を取り壊して
違う形に建て替えるということには本当に嘆きの気持ちを覚えます。
う~ん、ヨーロッパだったらこんなことは有り得ないだろうな・・・
どんなに維持費がかかろうと赤字だろうと、
自分達の伝統の形を必死で守る、
もし取り壊しという案が出されれば庶民達が容赦ない抗議とデモを行う。
  ・・・後悔先に立たず。
もちろん物事の裏には事情があるのは仕方無いけど、歌舞伎に関わらず、
多くの日本人が自分達の魅力が何なのか知らない気がするのが悲しいです。

・・・などと、改めて伝統の大切さについても考えさせられながら、
今後はすっかり歌舞伎にハマりそう。
次に行くときは一番上の席から掛け声をかけてみたい!
(・・・そりゃ通のやることだよ~!)